音楽
 
 我が家には、「 音楽を楽しむ 」という習慣が絶無であった。

 親父やお袋が、「 音楽を楽しんでいた 」という記憶も光景も皆無。

 

 それでいて、「 静か 」であったかというと全然そうではなく、

 終始、どっかの誰かが喋り捲っていた。

 五月蝿いことこの上なし。



 

 

 父も母も、「 1人の時間 」ってのを「 楽しめる手合い 」であったが、

 小生自身も「 ごっこ遊び 」などに1人没入する傾向が凶悪だったため、

 「 音のない世界 」にいることは、どちらかというと心地よかった。

 




 いつからだろう。

 音楽を、聴くようになったのは。

 依存度は、依然として、おそろしく低いが、今は結構音楽を聴く。

 それでもやはり、「 静寂 」ってのは心地いい。

 無音は心の故郷である。





 好きな音色は、ちょっとしかない。





 好みも相当に変わる。





 そのなかで、きっといつまでも好きな音色が、ひとつだけある。





 悲しさのなかに、ひとくれの希望がある曲。




 
 ひとりのとき、そんな音楽を聴くのが好きだ。




 
 いつも、「 ここだった 」と感じる。

 理屈なんか抜きに。





 「 ここだ 」と。




 俺ぁここから来たのだと。



 

 
[PR]
by 201V1 | 2005-04-02 19:28 | カテゴライズ前・生ログ
<< 魂に触ったことがありますか? わりと物欲 >>