癌は癌の世界で

 さて、

 こっから先は、

 目的をもって組織化された集団の中で、

 全霊を尽くして働き、

 精魂を使い果たして昏倒した経験なくしては、

 語ることも、

 理解することも、

 土台不可能な、

 極めて深刻なお話である。

 






 社会に、

 ひとり、

 本気で立ち、

 手前ぽっちのハナクソみてえな力で、

 塒と飯をゲッチューするとゆー、

 末恐ろしくリアルな生を始めれば、

 否応なく、

 神経がまともなら、

 どのみち思い知らされる、

 糞みたいな現実を、

 俺ぁこれからお話しする。




 
 個体差という

 絶対的な前提条件を無視した、

 夢物語の平等なんぞ、

 悪夢でしかないことを、

 世間の荒波を身体ひとつで泳ぎ続けてきた成熟した労働者達は、

 よくよく身をもって知っている。





 軍隊だろうが、

 企業だろうが、

 自営業であろうが、

 その盛衰を決定する最大の因子は、

 物と情報と金を操る、

 人間自身である。







 物も情報も金もなくても、

 結果を出す奴は、

 死ぬ思いで結果を出すし、

 結果を出すために命がけで有能たらんとする気概のない盆暗は、

 物があろうが、情報があろうが、金があろうが、

 全部を台無しにしてくれる。

 そりゃあもう、冗談みてえに簡単に。





 能無しの盆暗どもが、

 半笑で無駄にした、

 物も情報も金も、

 どっかの誰かが、

 貴重な時間と、

 精神的な苦痛という、

 購いきれない犠牲を払いながら、

 泣きながら引っ張ってきた物資である。





 盆暗だって頑張っているなんて寝言は、あいにく俺にゃあ通用しねえ。






 頑張るってなあ、

 悪戯にへとへとになることや、

 無駄にぶっ壊れることを言うじゃあねえ。

 履き違えてる馬鹿は多いが、断じてそんなもんじゃねえ。

 



 
 頑張るってなあ、

 機能性の向上や維持の為に、

 死力を尽くして知恵を絞り、

 百練自得する事を主眼に生きる姿勢を言うんだよ。





 

 人間は、

 頑張りゃ必ず変われるんだ。

 いつまでたっても使い物にならねえ奴は、

 その意気が微塵もねえだけだ。





 こういう輩が、

 いつも誰かの頑張りを、

 台無しにているんだぜ。




 淘汰の行われない地平で編成された集団の闘いで、

 どれほど、

 頑張っている奴の努力が、

 水の泡にされるか。


 


 俺は、

 嫌ってほど、

 見てきたぜ。




 ズタボロになりながら、

 成果を出すために、

 有能たらんと生きてきた人間の努力が、

 なにより尊い頑張りが、

 盆暗どもの跋扈によって、

 なかったことになっちまう瞬間を。




 そんなことが許せるか?

 ふざけんなよ手前ェ。

 なんの権利があるんだ。

 惰眠を貪ってきた腐れ野郎共に、

 なんの権利があって頑張ってきた奴の努力を霧散させることができんだよ。





 有能・低能・無能を、

 先天的なものだなんて捉え方を、

 恥ずかしげもなく口にする手合いにゃあ、

 反吐がでるぜ。




 人間を、侮るのも大概にしやがれ。

 


 人間は、誰だって、最初は無能なんだよ。

 有能たらんとする努力で、

 人は有能になっていくんだ。

 違うか青二才。




 人間はな、

 誰かの為になるから、有能たらんとするんじゃあねえんだよ。

 誰の足も引っ張りたくねえから、有能たらんと努力するんだ。

 寝る間を惜しんでだ。

 余暇を捨ててだ。

 命を削ってだ。

 



 無能であることは、社会の癌だ。

 とびきり悪性のやつだ。

 皆それを知っているから、

 仲間を殺さないために、

 有能たらんと、

 いろんなものを諦めて生きてるんだ。

 



 そうやって、

 生きてきた連中を待っているのが、

 そうやって生きてこなかった奴らの尻拭いの回廊なんてのを、

 許せるわけがねえだろう。

 馬鹿か貴様?

 



 軍隊だろうが、

 企業だろうが、

 自営業だろうが、

 家庭だろうが、

 なんだろうが、

 どこでだって、

 あるべき姿への希求の姿勢を失った下種どもが、

 あるべき姿を目指して努力する人間を、

 貪り続けているんだよ。

 こんな世の中糞喰らえだぜ。

 



 
 俺が標榜するのは、

 健全な細胞と、がん細胞が、住み分けられた世界だ。




 一生懸命、努力を続ける連中がちゃんと報われるまともな世界だ。

 堕落を愛でる下種共が糞つぼの中に閉じ込められて悪臭を撒き散らせない世の中だ。




 土台不可能だろうよ。

 良民の嗚咽なくしてそんな世界は実現できない。

 当たり前だ。

 こちとら解ってて言ってんだ馬鹿野郎が。




 それでも叫ばずにはいられない気持ちが、

 解るか?



 
 血反吐を吐きながら働いて、

 それをなかったことにされちまった時の、

 男の顔を、

 見たことがあんのか?




 台無しにしたド腐れの、

 阿呆面を見たことがあるのか?




 あんな奴等を生かしておく理由はねえ。




 それでも尚、

 あんな阿呆面をぶらさげたド畜生ともに生きる権利があるとすれば、

 それは阿呆面だけが雁首そろえた世界だけだ。





 皆殺しにできないなら、

 世界を二つに分けるっきゃねえだろうが。




 
 人間は変われる。

 必ずだ。

 だがな、人に人は変えられねえ。

 ならば、

 世界を変えるっきゃねえだろうが。

 




 善良な市民の慟哭なんぞに耳を安易に傾けるほど、

 悪いが俺ぁ青くねえ。

 


 この星の、

 全部を守れると、

 出来もしねえことを信じようとする、

 寝ぼけた視点で寝言をほざくのはまっぴら御免だ。



 守りたい者だけを守る。

 それですら、全部を賭けても遂げられない願いなんだ。




 それでも俺ぁ、そうたらんとするぜ。





 そう思わない糞共から、

 同胞の努力を守るため。






 そうじゃねえ人生なんぞに、

 微塵の興味もねえ是。






 お前は誰を守りえんだ?

 守りきれるのか?

 そのために努力を続けているか?

 続けられるか?

 できるなら、叫べ。




 和魂要塞、糞喰らえってな。




 できねえならば、

 できてねえなら、

 豆腐の角で、

 頭、割れ。




 血の味を、

 かみ締めてから、

 高らかに宣言してこそ、

 迷いなく吼えてこそ、

 妄言てなあ、価値があるんだ。




 断言できねえ妄言なんぞに、

 一欠片の真実も、

 ありゃしねえ。




 俺ぁ俺の守りたい連中が、幸せに生きられる世界を望み、

 俺ぁ俺の反吐の出る連中が、泣き暮らす世界を望む。




 文句あんのか?



 
 世界は常に、努力する者達のためだけに、此処にあるんだ。






















 此処に、あるんだぜ。










 この星は、努力するものたちの、星だ。
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by 201V1 | 2005-09-04 02:27 | カテゴライズ前・生ログ
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