災害復興支援という徒花

 うい、和魂です。

 先日、1泊2日の強行軍で中越に行ってまいりました。

 8月末日をもって解散した団体の残骸の始末が理由であり、

 これが終了したことで、

 名実共に中越元気村は消滅したことに相成ります。



 
 2004年10月24日、

 震災が中越を襲った翌日に自然発生した、

 この奇妙な民間の災害復興支援団体は、

 およそ10ヶ月間活動しました。



 元・副代表として、

 団体の活動を支援してくれた皆様に、

 改めて感謝致します。

 真にもって有難うございました。






















 さて、

 今は既になき中越元気村でありますが、

 振り返れば、

 振り返るほど、

 かの団体は、

 その存在自体が、

 怪態を通り越して、

 奇跡みたいな、

 徒花の花壇のような、

 集団でありました。




 

 それ自身は決して実をつけることなく散っていく。





 徒花の言葉とおりの結末が、

 花壇に訪れたといえます。




 かつて花壇に狂い咲いていた、

 復興支援という名の大輪は、

 植え込みが消えた今、

 もう見ることは出来ません。




 それぞれに出来る、

 もてる力の全てを尽くして、

 咲いた花々は、

 既に全国に散りました。



 実を結ぶ事を、

 度外視して咲いた花達が、

 辿る運命は、

 必然、

 過酷なものになります。

 

 
 その意味で、

 災害復興支援は、

 被災地の復興がたとえ完遂されようと、

 これからも続くと言えます。



 
 ボランティアという言葉の、

 語源のひとつとされる、

 義勇兵に照らし合わせれば、

 この有様こそ、

 正にボランティアの真髄であり、

 骨頂と言えます。



 小生は、

 この顛末に関しては、

 一切の不満を持ちません。

 

 傷痍軍人への恩給が、

 義勇兵にまで適用された事例が、

 ほとんどないように、

 義の旗の下で戦うことを選んだ人間は、

 その旗から離れた時、

 天下の孤児となるからです。















 「 天下の孤児 」












 長期間に渡り、

 団体の存続を実現するべく、

 心身を中越に捧げた者を待つ結末は、

 その魂が清廉であればあるほど、

 その魂が潔白であればあるほど、

 過酷に満ちています。

 それを乗り越えた先にしか、

 災害復興支援に関わったものたちの未来は、

 決して開かれる事はありません。







 


 微力を承知で、

 義の一文字が染め抜かれた旗が翻る、

 砦を死守せんと、

 戦い抜いた、

 天下の孤児達へ。






 覚悟を有難う。






 諸君の健闘に感謝する。


 



 

 































 いつか、

 再び脅威が、

 同胞の身に降りかかる時、

 僕達は、

 もう一度、

 覚悟を試されるだろう。

 もう一度、覚悟できるかどうかを。















 すべてを捨てる覚悟を。









 




 あそこに行く前に、

 持っていたものの、

 多くが、

 既に失われいることを、

 自覚している、

 今日と明日、

 僕達は、

 もう一度、

 全部を失う覚悟ができるんだろうか?






 誰かの為に。







 






















 小生は思う。

 



















 二度とできるかと。




















 















 また、失えと言うのか。

 また全部捨てろというのか。

 









 




 大切なものを。

 確かだと思える希望を。

 また失えと言うのか。














 多くの仲間たちが、

 同じ想いで、

 これから多くの夜を過ごしていく。










 災害は、決してなくならない。

 必ず試される明日が来る。






 

 人として、

 生き続けることの難しさ。








 恐怖に満ちた夜は、

 否応なく、

 恐れ続けるものたちの心を、

 試し続けるだろう。




 




 「 やれんのか? 」
















 「 俺はまた、旗の下に集えるだろうか? 」

















 「 あの、旗の下に。 」















 














 





 ただ今は、

 あの旗の下で感じた風が、

 無性に懐かしい。











 






 さらば、闘いの記憶。














 いつか、また。












 旗の下で。



 
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by 201V1 | 2005-09-13 00:22 | カテゴライズ前・生ログ
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