さてさて続いてもひとつ雑談

好評なので続・雑談。




えー、子供って奴は乗り物が好きです。

そりゃあもう、相当の割合で乗り物がすき。

けれども小生は全然乗り物に興味がなかった。

今もまるでない。




現在も尚、車を見ても車種とか全然わからない。

親父や弟は、町でスタイリッシュな車に出会うと「 おお○○だ。いいなあ。 」とか

埒のねえ鉄の棺に感銘を受けていやがるが、

小生は興味がない。

まるでない。




「 将来の自機は真紅のスバル360 」ということは決めてあるが、

車に関する如何なる興味もこれ以上はじぇろである。




無論、電車にもまるで血が踊らない。

飛行機もどうでもいい。



長じてから戦車や装甲車、戦闘機や戦艦には血肉が滾るようになったが、

子供の自分は乗り物なんざ眼中になかった。





夢中だったのは、粘土とREGOとぬいぐるみである。






今でもうちにはガキの頃につくった「 紙粘土のサイケデリック・ペンギン 」やら、

「 パースに不具合のある虹色カバ 」など奇怪な造形物が残っているが、

最初期は油粘土が友達であった。





親父が実に色々なものを作る。

うちの親父は真性のヘルメット学生だったワリには手先の器用な男で

休日にはキングギドラやガイガンの粘土細工を子供の小生の為に造ってくれた。

「 原型師になれば? 」ってくらいリアルな人形を丁寧に作る。

何時間もかけて。

小生、ずっと見ている。

飽く事もなく、ずーっと見てる。

油粘土の塊が、たけり狂う怪獣に姿を変えるのを。




で、完成する頃におもむろにソフトビニール製のゴジラを持ってくる。

あとは待機である。




「 ガイガン、できた! 」





親父の完成の合図が狼煙であった。

なんの狼煙って、戦いの。

なんの戦いって、ゴジラ対ガイガンの!




ガイガンはお腹にノコギリが装備された無茶なサイボーグ怪獣である。

ゴジラ抹殺の為に、なんたら星人がどっかの怪獣を思いつきで改造したのだ。

兇悪な奴である。

本気を出さねばゴジラは負ける。(すでに物語りに没入している小生)




「 がおおおおおおおおお 」




ゴジラ、小生に振り回され、ガイガンに攻撃!(というか体当たり)




「 ぐしゃ 」




へしゃげるガイガン。




「 めしゃ 」




首が明後日の方向を向くガイガン。




メチャ・リアルな壊れっぷり。

ガイガン、もろい!

小生、強い!

破壊の美学!

壊すことの喜び!

親父・激怒!





実に阿呆な親子であった。

毎週同じ過程と結末で、小生はブン殴られていたのである。







REGOもコレと似たような感じであった。

近所のお兄さんが要らなくなったREGOをたくさんくれた。

今でもREGOは高いが当時も無論高かった。

それがダンボールで何箱もタダで手に入ったのである。

小生、狂気乱舞である。



造る造る。造りまくる。

で、小生はそれをとても大事にする。

他人の造形物を破壊するのは大好きだったが、

自分が作ったものはそれはそれは大事にした。(なんて嫌なガキ)

すべて「 保存 」である。



だがしかし、休日になると親父がこれを邪魔してくる。

「 灰色のパーツ 」で戦闘機を作るのが親父のいつもの方向性である。

要所要所には、ランプや銃眼を表現する為の「 キラキラしたパーツ 」が必要になる。

で、「 キラキラしたパーツ 」は貴重である。

それは当然、すでに小生の自作の宝物である「 アヒルメカ・ガーロボ 」に標準装備されている。

親父、これを隠れて分解し、貴重なパーツを無断でくすねる。

小生、号泣。

お袋、激怒!




阿呆な親子であった。

毎週同じ過程で同じようにお袋が激怒し、男2人はしょんぼりした。







幼少時代の三種の神器のうち、最後の3つ目は「 ぬいぐるみ 」であった。

なぜか当家には大量のぬいぐるみが散乱しており、

小生は部屋を埋め尽くすほど大量のぬいぐるみに囲まれて育った。

当然、ぬいぐるみに対する愛は度を越して妄執へと転じ、

はなはだしい擬人化が行なわれることになる。

小生にとってぬいぐるみは「 犬 」に近い「 友人 」であった。





伊豆に引っ越してから同じ村に棲む姉妹が家に遊びに来たことがある。

姉のほうが劣悪を極める性格の醜悪な面相の因業女だったため、

すぐに鰐口家とは疎遠((絶縁)になったが、

奴の正体を知らぬ頃、

前後不覚のお袋が、この姉妹をうちに呼びやがったのである。




しょうがないので一緒にあそぶ。

ぬいぐるみで。( 小生・小学校高学年でした。普通にぬいぐるみであそんでました。爆)



しかしながら敵は因業女である。

前世の業で性格が歪みに歪んでいる。

プリズムみたいなひん曲がった負の人格者である。

土台マトモな「 遊戯 」なんぞできる相手ではなかった。




因業女、突然、小生の友達である「 虎のとらまる 」を力一杯投げやがったのだ。

宙を舞う、とらまる。

壁にアタマを強打する、とらまる。

力なく床に落下する、とらまる。

落ちたまま、ピクリともしない、とらまる。

「 とらまるが、死んだ! 」。( いや、ぬいぐるみだからね。201V1)




小生、激怒である。

小生が「 女子供には絶対に手を上げない 」という性質を獲得するのは

この2年後くらいであり、

10歳の小生には「 女子供 」が相手だろうが容赦なく折檻する、攻性の平等意識があった。





殴る殴る。殴りまくる。

因業女、図体、でかい。

反撃、兇悪。

喚きながら引っかいてきやがる。




とらまるは沈黙している。

意識不明のとらまる。

どうしてくれるんだ因業女。




殴る殴る。殴りまくる。

効きやしねえ。

因業女、つええ。

ぶにぶにした体はあらゆる打撃を吸収し、因業女、憮然として引っかいてきやがる。

にゃろう。

このままでは負ける。

棒はねえか?棒は?( 手段を選んでる場合ではない )





結局、騒ぎを聞きつけたお袋が仲裁に入り、

とらまるの仇討ちは完遂できないままに終わった。




小生はこのファースト・インパクト以来、このクソ女とまったく会話していない。




今でもたまーに村で見かけるが、

その度にとらまるの「 カタキをうってくれ 」という慟哭が聞こえた気がして、

因業女を木刀で殴り倒したくなるが、

小生、すでにいいオッサンであり、そんなことをしたら御用になる。

そーゆーワケで、いまだとらまるの仇討ちは成就でぬまま今日に至る。






楽しい雑話をするはずが、殺伐とした話になってしまった。

すべて因業女の所為である。







雷が奴のドタマに落ちないかなあ、と願う今日。







小生は、あっけらかんに見えて実は相当執念深い。

末代まで祟るタイプの魂である。





敵に回したくない手合いである。





不幸にも、それを知ってか知らずか小生に喧嘩をうった不幸な人々、町のごろつき達。




機会があったら目玉ほじるので、夜道にはきをつけてね♪




木刀を振る毎日。





腕が鳴る。(殺伐)
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by 201V1 | 2004-08-03 14:53 | カテゴライズ前・生ログ
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