器量って言葉には、奇妙な響きがある。

まるでね、スペックみたいな響き。

生来備わってるかのような、

元からフツーとは違うみたいな

「 ハナからそこにある 」みたいな響き。

でもね、これは嘘。





ホントはね、「 覚悟 」なんですぜ。






器量ってのは、「 覚悟の度合い 」をさす言葉。

スペックなんかじゃねえんだ。

人の器は皆同じ。

オチョコみてえなもんだ。

溢れかえって何ぼの人生。

溢れかえった水浸しの床で、眠る根性があるかどうか。

ぐちゃぐちゃが「 嫌 」で退くか、「 知ったことか 」って飛び込めるかの違いです。






でかい器量の持ち主は、

人より冷たい床に寝る。





「 冷たくなんかねえぜ 」





気力で自分に言い聞かせつつ、眠れぬ夜を偲ぶ。




寒い夜、溢れかえった水たちが凍りつき、

彼の器は凍った氷ででかくなる。

出来上がるのは氷の器。

寒さがつくった氷の器。

余人はそれを見て「 大きな器 」と表現する。

とても冷たい夜を通じて、そこに現れた器とも知らずに。















氷の器。







水を注ぐ人間にも、礼儀がある。

礼儀があるんだぜ。
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by 201V1 | 2004-08-08 05:58 | カテゴライズ前・生ログ
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