文言と弁説の砦


和魂要塞は、文言と弁説の砦である。

セメントで文字を打っている。

なんでって、そりゃそれが小生のスタイルだからよ。

テキストだろうが旅行記だろうが漫画だろうが姿勢は一緒。

媚びず迷わずガツンと行く。

ブレーキは踏まない。

容赦もしない。

慈悲もかけない。

気にいりゃ褒めるし、まるごと惚れる。

ムカつけば一太刀でぶった切る。

ここはそーゆー文言と弁説の砦。

文字が全てのオクタゴン。







ハナから創作の景気付けって位置つけでスタートした、ふざけたテキストサイトである。

設立時の趣旨は娯楽プロパガンダ。

笑いと人威発揚が狙いだった。

実態的には管理人の独断と偏見が満載されたテーゼ集に過ぎない。

穿って読むと著者の憂悶と慟哭の過積載挽歌と相成る。

オシレータ型ブログの変異体だと思ってくれれば相違ない。

よーするに「 私的妄言 」のごった煮である。

それ以上でも以下でもない。




変わったブログだと思う。

特異なページだろう。

エキブロを見渡しても「 同じタイプだ 」と同定できるブログが未だに見つけられないでいる。

ずっと探しているんだが。ない。

正直同じようなスタンスのページがあったなら、

是が非でも熟読したいと思っている。

なんで?って、すげえ興味深いもの。

やさぐれた管理人が、魂削って書いている、一文にもならねえ文章にゃ、

他じゃ拝めない奇妙な輝きがある。






俺はね、文章に魅せられた人間です。

生半可じゃない量のテキストを貪り読んで今日に至ってる。

カッタイ専門書からユルイ雑学まがいのもの、

いかがわしいニューエイジの世迷い事から

洋の東西を問わずオカルトから神話まで阿呆のように読んできた。

小説・漫画・エッセイと、およそ文字のあるものは手当たり次第に飲み込んだ。

まるで覚えちゃいないがね。






知りたかった。

なんで自分が混乱してんのかを。

混乱を解くために読み倒した。

確かめたかった。

自分がどんな人間か。

人間てのがどんなもんなのか。

一文にもなりゃしねえ。

それでもね、やる価値があると思った。

で、読んで殴って殴られて今日に至ってる。





15歳からこっち、興味があったのはそれだけ。

血達磨の喧嘩も、

暗黒大陸でのよくわからねえ2年間も、

山の中で悶えてた意味不明な隠遁の4年も、

馬車馬みたいな過労死特急サラリーマンの2年も、

全部が全部、混乱を解き、自分を確かめたかったからだ。

自分がどーゆー人間なのか痛い目にあって身体で確かめたかった。







一生懸命手作りでひねり出したハリボテの虎。

果たしてコイツで戦えるのかどうか実戦で試す。

例外なく、全然なんにも役に立たない。

結局のところ、ギリギリのところでぶん殴り合わないと無駄ってのを体験的に学んで、

それからノーガードで渡世を生きることにした。

で、終始殴り合ってる。

これはそーゆー馬鹿が書いてるウェブログ。







ちょっと昔話をしてみよう。

俺がなんで功性のテキストを書くのかを、皆に知ってもらうために。



アフリカ時代にね、

ひとりの友人を得た。

8年も前の話だ。

彼の仮の名前を「 アッパー 」としよう。

留学時代に同じ部屋だった男だ。

小生より4つ上だった。

だからもう今じゃ30になる。

法学部中退の神戸育ちの兄ちゃんだ。

元々鰐口の家は兵庫は丹波笹山である。

小生は彼から神戸弁を学び、彼と同じ言葉を感慨をもって今でも話す。

よく使う。




えらい意気があってね。

小生とは互いに惚れあってた。

同性愛の一歩手前だ。

異性だったらほっとかなかっただろうよ。

野郎の親父は文部省の官僚。

だからかね、ロンゲの風采に似合わずヤケにインテリだった。

沢山勉強してる奴だった。

小生とは、ここら辺でもコムズカシイ話題がキーで話があった。










なんてゆーのかね、

魂の色が2人はよく似てたんだと思う。

決して口にゃあ出さなかったが、

野郎も「 世界を救うぜ 」ってわけわかんない種類の馬鹿だった。

今でもそうだ。

でね、奴もまた、なによりリスクを恐れない。

片道切符で地獄に駆け出す危うい滅多な奴。





冷たくて優しい目をしたスケコマシ。一度に何人もの女と付き合える。

ここら辺は小生と大分に違ったけれど、二人は互いにそんな相手をすきだった。

笑顔が妙に可愛い奴でね。

陸上で鍛えた気骨がまっすぐに空に伸びてた。




いつも一緒だ。

どこに行くのも一緒。

2人でよく散歩とか行ってた。

理由も無いのにトコトコと。

当時の小生は、今とは比較にならないくらい無茶苦茶で、

ネジの外れた戦闘ロボみたいな見境のねえ野蛮人だったけど、

アッパーはいつだって隣にいて、いざって時にゃあ背後をちゃんと守ってくれた。

稀有な男だった。

小生を難民キャンプに誘ったのがコイツである。

お蔭で俺も死にはぐった。

この馬鹿の我侭に付き合ってなら「 死んだっていい 」って思った最初の男友達だ。




生身の小生を知ってる人間にとっちゃ、

このブログに書いてある世迷い事ってのは、そのまま「 ナマの201V1 」まんまだろう。

「 26歳になった201V1の吐きそうな言葉だ 」って皆が皆思う。

小生は、ガキの頃から横で見てれば終始痛快な馬鹿だった。

場末のバーで黒人の大男と殴り合いを始める日本人なんざそうそういない。

だがね、アッパーはそれでも言うだろう。

「 なんでお前は自分が見つけた真実を、他人に分けちまうんだ 」ってね。






アッパーと小生の一番の違いはココにあった。

心理学で言う「 自己拡大性 」が全然違うのである。






アッパーは、原則的に秘密主義だった。

カバリストみてえな人間だ。

錬金術師の現代版みたいな野郎である。

死ぬほど悩んで、

たくさんのものを代償に勝ち取った経験則や哲学を、滅多に誰にも打ち明けない。

認めた人間にしか本音で向き合わないのが彼のスタイルだ。

奴は人を選びに選んで「 打ち明けた 」。

彼の掴んだ真実に触れた人間は極めて小数である。






コレに対し、今も昔も小生は、洗いざらい話してしまう。

秘密もクソもない。

手の内は全部晒す。

手札はロイヤルストレートフラッシュしかない。

終始全力である。

掴んだ真実は翌日にはバラ撒いてしまう。

気の触れた花咲爺みたいな生き方だ。

理由を考えたことはあるけれど、イマイチ漠然とした答えしか得られなかった。

多分小生は、言葉の力を過信している。

アッパーは、人を仲間と感じていない。






小生は、よーするに「 分かち合う 」ために書いてる。

テキストだろうが漫画だろうが同じことだ。

手前の掴んだ真実(と思われる妄想)をばら撒くのが性分である。

乱れ撃ちだ。

アッパーは全ては無駄だと感じてる。

だから彼は一切の「 流布 」をやらない。

俺はそんな彼が好きだった。

なんでって、奴もまた正しいからだ。





和魂要塞ってブログに一貫してる一種異様なノリは、

際限の無い自己拡大性と勧善懲悪の幻想である。

仮にもドン底の不況の中で人材ビジネスに2年間をまるまる丸ごと全部を捧げ

今日に至ってる小生には、社会人としてのクソみたいな分別はしっかりと染み付いてる。

なにが無理で何が可能かは結構な部分で推論できる。

ガキじゃねえんだ、知らないで済む歳じゃあない。

だからって沈黙するには若すぎる。

やってみなくちゃ気がすまない。

黙して語らず、不言実行なんてコトぁまだできない。

試してみなきゃ気がすまない。

確かめる。

本当はどうなのかってことを。

確かめずにはいられない。

張子の虎を信奉するには俺いささか無茶をしすぎた。

「 信じる 」にゃ、全力出撃するしか手段が無い。






エキブロにね、何処でもドアが付加されてたらとつくづく思うよ。

タイムマシンが付いてたらってつくづく思う。





俺の生き場ってなあ、修羅場であって平時はあんまし人の役に立てない。

鈍だからね。

精々が、オフの飲み会で妄言かまして皆を笑かすくらいが関の山だ。

敵を肉弾でとっちめたり、策を弄して破滅させたり、一緒に泣くのが専門分野。

ほんとはいなくていい人間。

ピンチのときしかお役に立てない。






ホントはね、距離なんざ言い訳にしかなりゃしねえのは分かっちゃいるが、

なかなかどうして、距離ってなあ人を思いのほか縛るもの。

このツケは、上京するまで越させてもらうと決めるしかない。

胸がむかつく。

むかつきながら筆を執る。





タイムマシンが欲しいぜ。

過去に立ち戻って仕留めてやりたい下司がいる。




何処でもドアが欲しいぜ。

飛んでって耳をそいでやりたい下郎がいる。




傍に行きたいぜ。

隣でタバコを吸ってやりたい人がいる。






クソみたいなカベ。






分断ってなあ、クソだ。






時間も距離もなくなっちまえばいい。






法律なんかなくなっちまえばいいのにと思う。






しょうがねえから、筆をとる。

人ってなあ、しょうがねえから筆をとるんだ。

これこそが代償行為なんだよ。

超人なんかいねえ。

誰しもが無力なのがこの世界だ。

だから筆を執るしかないのだ。

精一杯の抵抗を、人は筆に託して書き殴る。

届けってね。

ふざけんなってね。





和魂要塞は、文言と弁説の砦である。

管理人が痛い目に合いながら掴んだ真実を発信する基地だ。

分かち合うためだけに、このサイトは存在する。

全ての小論は、分かつために記される。

うちの電波はそーゆー電波。

しょうがない怪電波だ。











思ったことを全部書こう。

何処でもドアが開発され、

タイムマシンができるまで。



















想いを筆に託して。
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by 201V1 | 2004-08-08 19:05 | カテゴライズ前・生ログ
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