恋愛夜話


恋愛って、なんだろうね。


恋ってなにかね。


愛ってなあ、全体なんなんだろうね。







甘く切なく、

暖かで悲しくて、

痛くて儚い、つかの間と永遠の狭間の夢。





何年も忘れられない恋がある。

記憶の底に眠り続ける届かなかった想い。

幸せを祈らずにはいられない、愛を注ぎたかった人。







人間ってなあ、おかしな生き物で、

何度痛い思いをしても、

いつかかならず、また誰かに恋をする。

運命の人と出会える日まで、何遍だって、恋をして、愛を歌い、意図することなく物語をつづる。





愛ってのものの正体は、存外難しいもんじゃない。

人をね、ちゃんと愛するのは難しい。

大変だ。

なまなかの人間にゃできない。

それでもね、愛を語るのに、小難しい理屈なんてのは、いらねえ。







愛ってなあ、慈しむ心だ。

慈しむってのは、

そのものの中にある、良き夢を育て、さいなむ悪夢を乗り越える、その手助けを行なうことだ。





愛ってなあ、

愛する人が、あるべきだった「 元の姿 」を取り戻す、その助けをしたいって気持ちである。

カンタンなことよ。





人間てな、妙な生き物で、植物みたいなトコがある。





山で暮らすと身に染みて分かる。

植物ってなあ、正直だ。

日当たりのいい環境で栄養を一杯貰えりゃあ、命をを育む大樹になる。

荒地で生き残った草木には、甘やかされた木々にはない、凄絶な美しさが宿る。




人間てな、本来は、この2つの姿を併せ持ってる。




そうは問屋がおろさないのが、浮世の業ってやつだがね。




愛ってなあ、この2つを併せ持つ「 元の姿 」に「 一緒に行こう 」って気持ちを言う。




それをね、俺たち人間は「 愛 」ってコトバをもって言う。




その状態を、万感の想いを込めて「 幸せ 」って言う。







































じゃあ恋ってなにかね。

俺はね、恋てな、「 予感 」だと解釈してる。



それはね、「 愛の予感 」であり「 幸せの予感 」だ。



「 予感 」にゃね、当然アタリもありゃあハズレもある。

「 予感 」を生むのは「 期待 」だからだ。





愛し合いたい。


幸せになりたい。




心の1番深いトコにある衝動が、人に「 予感 」させる。




この人となら、愛し合えるかもしれない。

この人となら、幸せになれるかもしれない。って。




確信に近い強い感覚もあれば、

そうじゃない儚い希望もある。




















ハナから永遠じゃないって堕ちた恋でも、

そうじゃない恋と同じように、

物語が終わったときに人が切なさに押しつぶされそうになるのは、

このためだ。





人は希望を断たれて、恋に破れる。







ひと時の恋なんてのはね、

ちょっとでも傷つきたくないから、大人たちがつく、悲しい嘘。







一緒に生きるのを前提にしない恋なんてのは、

離れる時の辛さをちょっとでも和らげる為に、大人たちが取り決める、悲しい嘘。

一緒になれない現実に、踏み潰されないようにするために、大人たちの作った、悲しい嘘。








本気じゃない恋なんてのは、

ジゴロやホストが金目当てにやる色恋だけだ。







人間てな、切なさと隣りあわせで人に恋する。






この人しかいない。

この人じゃないかも。って思いながらね。

本気で恋に堕ちる。






だからね、「 貴方じゃないんだ 」ってコトバには、悲しい響きがある。

それがね、どんなコトバでも。


















愛ってなあ、恋がカタチになったもの。







切なさと隣り合わせ。






それでもね、俺らは誰かに恋して、誰かと愛し合うことを望み、それを幸せと感じる。















愛すってなあ、むずかしい。

自分の中に、相手が本当に望んでる光がないことだってある。





愛されるってなあ、むずかしい。

相手の中に、自分が望んでる光がないことだってある。




愛し合うってなあ、むずかしい。

愛し、愛されなきゃいけないからだ。






むずかしいんだぜ。とっても。


















































でもね、

あなたがかつて、誰かに愛されたなら、

それは貴方が愛されるべき人だからです。





貴方がかつて、誰かを愛したのは、

貴方が人を愛せる人だからです。





それがね、届こうと、届かなかろうと、上手ずだろうが、下手だろうが、

貴方がかつて誰かに愛され、

貴方がかつて誰かを愛したのは、

貴方が、人と愛し合うことができる人間だから。













だからなの。



















恋愛夜話でした。

でわでわ。
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by 201V1 | 2004-08-14 22:46 | カテゴライズ前・生ログ
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