恋愛×演義



さて、小生は自他共に認める「 恋愛ドンキホーテ 」である。

18歳からこっち、小生の天運の大車輪を回しているのは、女性達だ。

小生の生殺与奪権の全ては、その尽くが女性に握られて今日に至っている。( どんな人生だ



まずはだな、恋愛×演義BGM・「 花の和魂要塞 」をエンドレスで流せ。(えらそう


BGM流れ始めたかね?

エンドレスだぜ?




で、恋愛×演義である。

つまりは夜話だ。

例によって、儲からない話である。 ( だからいつからビジネスサイトになったんだよ







人の恋愛スタイルは様々だ。

厳密に言うと、外部圧力や内部の葛藤によって否応なく様々な形に変容する。

よーするに、である。

人の恋愛スタイルには、外部圧力と内部の葛藤がそのまま投影する。

我々が普段何気なく書き連ねている「 恋愛夜話 」の全てには、

自身の魂の強弱と歪と志向性が顕れているのである。







なんとゆーか、一見至極シンプルに見える小生でさえ、

太古の昔には、不確かでカオスティックな恋愛もやっている。

今考えると「 なにやってんだテメエ 」って腰の砕けた恋愛である。






いいかね、恋愛ってなあ、魂を映す鏡である。

そこにはいつも、清濁がない交ぜになっている。

恋愛は、魂の妙を照らし出す。

人の心の美しさも醜さも、全てを照らすのである。






まずですな、結婚を前提しない未婚者同士の恋愛って馬鹿を、

小生はやっている。

相手の気持ちを汲むことなしに。

最悪である。

まる2年同棲( 同居 )した。

これを2度やっている。( 学習しろ

事実上既に「 ×2 」みたいなもんである。





一度目は10代の頃であった。

お相手は10歳上のお姉さん。

小生の初めての人である。

高校を卒業し、人間への信頼がボロボロの状態になっていた小生は、

初めて女性の胸で泣いた。

「 俺は、勝ったつもりでいたけれど、ズタボロに、負けてたんだ。悔しいよ 」って、

誰かの胸で泣いたのは、後にも先にも彼女が最後だ。

以降は不屈の根性をもって意地を貫いて今日に至る。

彼女は、小生の傷を、最初に癒そうとしてくれた人である。

いい人だった。





丸2年、世界を一緒に旅行して、帰国後も1年半付き合っていた。

彼女は結婚したかったんだろうと思う。

けれども声に出して言うことはなかった。

そしてクリスマスの夜。

彼女から別れを告げられた。

小生は「 嗚呼 」と思った。






別れて1年たった頃、手紙を貰った。

長い手紙だった。

今でも彼女の手紙にあった 「 ごめんなさい 」 って文字を鮮明に覚えている。

3年半のうち、最後の2年間、小生と彼女は世間で言うセックスレスの状態だった。

小生はそのことに対して理由も問うことなく、只漠然とそれを受け入れて付き合っていた。








手紙の中で、彼女は、「 不安だった 」と書いていた。

これからの2人のこと。

10歳という年齢差ではなく、

自分が小生の歩く夜道に同行することによって、

「 小生が歩きにくくなるであろう 」ってゆー彼女の中での真実と、

「 一緒にいたい 」って気持ちと、

結婚を望んでいない小生が、

彼女を苦しめていたのである。




彼女は、「 貴方の気持ちを考えずひどいことをしました。ごめんなさい。」って手紙をくれた。

小生は、泣いた。





彼女は、「 貴方の幸せが私の幸せです 」と書いた。

真実そうだったと思う。

彼女は 「 貴方を見続けたい 」と書いた。





彼女はそれから半年後、5歳下の男性と結婚した。

今では一児の母である。

もう何年も連絡していないけれど、きっと幸せにやっていることだろうと思う。

いい人だった。



















結婚を前提にしない付き合いの2度目は、

今年の1月まで2年続いた同棲生活である。

楽しい時期も勿論あったけれども、後半は修羅場一色だった。




小生は、「 甘い 」人間である。

人間を甘やかすことに関しては、おそらく比肩する人材はいないだろう。

弟は、小生の「 甘さ 」をその目で見て愕然としていた。






小生は、なんでも赦す。

人の弱さを、自分を通じて身をもって思い知っているからだ。

僕達は、色々なものを奪われて、今日に生きている。







この甘さが、恋人を壊していく事を小生は初めて思い知らされた。







彼女は、「 愛して欲しい人 」だった。

際限がなく強く愛されることを望む人だった。

小生は、「 甘い 」が、土台「 寛大 」な人間ではない。

「 甘やかす 」のは、休息の位置付けで「 目こぼし 」しているだけである。



甘やかす事による「 休息 」によって

相手が力を蓄えることなく、 

「 もっともっと 」と際限なく「 甘やかされること 」を望む場合、

急速に「 諦観 」が心を満たしていく。

小生は、そういう無茶苦茶な人間であった。





その上で、彼女は、小生に「 激情の不発弾 」の開放を迫った。





古い読者は御存知の通り、

イタコの異能の血をひく小生にとって、

「 怒りの爆発 」は呪術的無差別攻撃を意味する。

(ウソだと思う方は小生を怒らせ給え。←やめておくように。





心霊学的には、

小生がざっくばらんに怒ると、

それが引き金になって「 アラダマ 」が暴走、周囲の人間を無差別攻撃、

被害者の心身のバランスを著しく崩させる。





全身ミミズバレになった人もいるし、

終日激怒していた会社員時代には、社員の多くが体調不良をきたし、

もっとも小生に「 憎まれていた社長 」は脳ドックに通院することになった。

よーするに、兇悪な心霊攻撃が発動するわけである。






小生には、伊賀忍者と漢人とイタコの血が流れているが、

最も悪質なのが最後のイタコの血である。






彼女は小生に、ちゃんと「 怒ること 」を強く求め、

どうでもよくなってきた小生はコレを承諾。

かくして6畳一間のアパートは、アラダマ渦巻く伏魔殿と化し、

彼女はメンタルクリニックへの通院頻度が激増し、薬も効かなくなり、大変なことになった。





彼女は、子供を生むことで自分は大人になれると強く考えていた。

小生にとっては、大人になってから子供を作るってのが自然であった。

じゃなきゃ子供は不幸だ。

彼女は結婚したかった。

小生は夢追い人の自分にとって家族をもつなんてのは遥か先のことだと考えていた。

それ以前に、彼女とは「 もう無理だ 」という諦観で心は満ちており、

絶望的な日常に甚大なストレスを感じながら、生きていた。





生活も苦しかった。

漫画どころではない。

馬車馬のように働いて、働けない彼女を養う。

彼女の借金と医療費に給料は消えていく。

去年の10・11・12月と、小生の精神状態は実際のところ相当疲弊していた。

当時の写真が残っているが、顔面蒼白で死体みたいな顔色である。

ボロボロだった。

朝から晩まで働いて、深夜へトヘトになって帰宅すると、

彼女がパニクって泣いている。

2~3時間かけて彼女をあやす。

泣き止んだ彼女のSEXの求め。

既に4時を廻っている。

小生は「 俺はきっと殺される 」と、諦観の中でぼんやり考えていた。

自分の精神が限界に近づいていることは重々承知していた。

けれども彼女は病人であり、再起を求めてもそれが徒労に終わるのは目に見えていた。

全てを運命に委ね、小生は絶望感と共に毎日を送っていた。





今年の一月、

弟のいる沖縄でちょっとしたトラブルがおき、

小生は東京を離れた。

その間に、彼女は実家に帰る。





再び上京することを電話口で楽しそうに話す彼女に、

小生は正直なところ戦慄を覚えた。

愛は残っておらず、心の中にあったのは、純然たる恐怖だけである。









小生は、別れを、告げた。









今思うと、彼女は彼女なりに小生を愛してくれたのかもしれないと思う。

小生は、愛してあげることができなかった。

只、甘やかしただけである。

何よりも、2人の相性があまりにもよくなかった。










小生は、人を甘やかす。

甘やかすが、それに溺れる人に対し諦観を覚える。

全ては再起の為である。

人に休息は必要だが、立つ気概のない人物には興味が極端に薄れる。

そういう酷薄な性情をもっている。





彼女には、彼女自身が言ったように「 覚悟 」の概念がなかった。

小生は、生粋の決意主義者である。

この違いは決定的だった。




決定的な差異が生んだ悲劇である。

犠牲者は、彼女だ。

















この2つの恋愛の根本にある問題は、

「 結婚したくない小生 」と「 結婚したい彼女 」って相関にある。

根源的には、「 結婚する覚悟もないのに女性と付き合う小生 」に

大きな問題があるわけだ。

それは魂の歪みの顕れである。

正しい心で考えればわかる。

そりゃ間違ったやり方だってね。




恋愛に「 それぞれ 」はないのかも知れない。

あるのは「 それぞれの抱える外部圧力と内部の葛藤 」だけだ。

何が正しいか間違っているかは、天が知っている。


























人を、愛そうとした事が、ある。

22歳と、24歳の時である。








22歳の時、高校の同窓生に、恋をした。

カテゴリ「 棘 」の娘である。

彼女の為に言葉を紡いだ。


24歳の時、1人の女の子と出合った。

カテゴリ「 連歌 」の女性である。

彼女の為に、命を使おうと思った。












二心なく、誰かの為に力を尽くそうとした。











22歳の恋は、彼女の中で大きな位置を締める男性に土壇場で敗北し、

物語は未完のまま終わる。



24歳の恋は、小生の馬鹿が原因で失い、

再びめぐってきた邂逅は、小生の仮面を剥ぎ取った。









恋ってなあ、「 予感 」である。

この人となら、幸せになれるかも知れない。

この人となら、一緒に生きられるかもしれない。

この人となら、愛し合えるかもしれない。

この「 予感 」を恋という。








恋が予感であるならば、結婚を前提にしない未婚者の恋愛には、疑念が否応なく残る。

残るのだ。








































曇りなき眼で見よ。






予感に殉じた恋には、それがどんな形であれ、如何なる不道徳性を孕もうと、

一心に生きたものの心の中に確かな真実を遺す。





疑念を孕んだ愛は、それがどんな形であれ、

悲劇しか生まない。





僕達は、愛し合いされることを希求して、恋におちる。




それがどんな形であろうともだ。




ひと時の恋なんてのは、まやかしである。

たとえ一時だろうとも、予感に殉じた愛は、永遠たりえる。

兄弟たちよ。胸を張れ。






























多くの恋が、疑念と予感の両方を抱えている。

人は、そういう生き物だ。





問題は、その自覚にある。




自分が選択した恋路が抱える悲劇性と希望の双方に、焦点はあっているか?

相手より傷つく覚悟はあるか?

それを一生背負って生きる覚悟はあるか?

外道とそしられる覚悟はあるか?

相手を自分の何倍も傷つける覚悟はあるか?

相手を守りきる覚悟はあるのか?





僕達は、恋におちる。

いつだって、愛し合いされることを希求して。

自分の人生が、価値を得るのを夢見て。



















































もうね、誰かを傷つけるのはゴメンだ。

もうね、自分を痛めつけるのはヤメだ。

確かにね、恋するたびに、僕達は強くなるのかもしれない。




だがね、俺はもう、そのために何かが破壊されるなんてのは十分である。

死ぬほどやってきた。



試しあいの連鎖を、俺は断ち切る。

傷つけあいの螺旋から、俺は降りる。





矛盾を抱えた恋は、もういらない。






曇りなき眼で見れば、いつだってそれが正しい形かどうかは、心が教えてくれる。






俺は降りるぜ。悲劇の舞台から。



















愛し合いされる喜びを確かめながら、一心に生きる。




人の本領ってなあ、ここにある。



人間の本領は、ここだ兄弟。




男子の本懐。

女子の本懐ってなあ、ここにしかない。









今夜、すべての兄弟へ。

疑念なき恋を。

二心なき恋の遺産を。





愛を。

幸に向けて。



ただ、愛を。
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by 201V1 | 2004-08-24 22:35 | カテゴライズ前・生ログ
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