カテゴリ:■営業地獄( 8 )
果ては社畜か過労死か  (その1)
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バーテンをやめた。

この稼ぎでは、とても女を養えぬ。

どう切り詰めても学費の工面もしてやれぬ。

暮らせん。やれん。





とゆーワケで、

以上のような理由があり

小生は夜の世界から足を洗い

カタギになった。


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本来ならば、ここで物語を始める前に、書かなければならないことが山ほどある。

小生がカタギになった背景には1人の女の子がいる。

彼女に触れず、物語を始める事に非常に大きな抵抗を感じる。





しかしながら

彼女にまつわる小生の記憶は、

普段容易に追憶を許さぬ場所にあり

それを掘り起こし、彼女について語るには非常な体力を要する。

彼女を紙面に表すには、膨大な気力がいる。

あの頃に立ち戻らなければならないからだ。

「無力」を思い知ったあの日に。

それはとても苦しい作業だ。

だがそれはいい。

問題はそこにはない。

書く価値はある。

けれども、

価値のある試みであるのは確かだが、果たしてどうかと思うのだ。








彼女にまつわる物語は、どんな文体で描こうと、決して本質は変わらない。

そこに娯楽性はない。

読み手が高揚する要素もない。

あるのは小生の苦悩と憂悶と嗚咽だけであり、そこに一片の救いもありはしない。

結果、読み手が得るもの、このブログの趣旨と決定的に外れたものになる。








これまでの生涯で、小生が1番強く愛そうとした人間が彼女だ。

そしてそれは命を尽くしてもかなわなかった。

小生は敗れたのである。

クソのような世界の理不尽の前に。

彼女をこの腕の中に抱きながら、彼女を地獄から救えなかった。





思い出すたびに自分を殺したくなる。

未来を捨てたくなる。

正義の存在を疑う。

法を呪う。

命を呪う。




その先にある何かが、きっと自分を変えることも知っている。

書くことによって変化がおきることも知っている。

だがしたくない。

今はまだ。





すでに1度は結論を出している。

解答は済んではいる。

精算済みの記憶である。

しかしながら、それで納得がいっていない自分も知っている。

必ずいずれ再度向き合わなければならない問いがある。






だがそれが今日ではないのは確かだ。

まだ時が満ちていない。

今書けば、嘘しか書けないだろう。

それは断じて許されん。






とゆーわけで、彼女についての物語は「 はしょる 」。

全部である。

いずれそれは書く。

今回は「営業地獄編」である。

コンセプトは娯楽9プロパガンダ1である。

そこに彼女の出番はない。

全然ない。

なっしんぐ。





以上のような理由で、

「なぜカタギに?」という疑問はご勘弁願う。

後生である。








で、営業地獄編。

次回、物語は「 いきなりデスクにいる 」状況からスタートします。

入社のエピソードは全廃です。

よろしいおま?

でわ次回、 -果ては社畜か過労死か?その2=でお会いしましょう。





さらばじゃ。 ( 古今例を見ない一話目が終わりました
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by 201V1 | 2004-05-31 19:24 | ■営業地獄
果ては社畜か過労死か (その2)


既に時計の針は夜11時を廻っている。

まずい。

全然人が集まらん。

あと3人、兵隊が足りない。

このままでは現場に穴が開いてしまう。

おぎゃあ。

全体どーしよう?






小生は、アルバイトスタッフの名簿を凝視しつつ

一箱170円のエコーを、ヒッキリナシに吹かしまくっていた。

こーゆー時、大麻でもあれば具合がいいんだが

日本でラリるとまず完璧にパクられるのでどうにもならん。

とりあえず麦酒とタバコで我慢するしかねえ。




中目黒のクソ狭い事務所に残っている社員は

小生たった一人である。

鰐口ひとりぼっち。

他の社員共はとっくの昔に既に帰宅。

無論、こーなったら社内喫煙禁止なんざぁ最早知ったことではない。

こちとら正月明けからイキナリ天下のサービス残業真っ盛り。

午前様は必至である。

文句いう奴は殺す。

全殺す。







巨大なホワイトボードに書かれている「月間勤務表」に目をやる。

「鰐口」の欄を見る。

既に月が終わろうとしているが、

小生、今月お休みがない。

当然、パートナーで上司の雛形(36♂)も休日はゼロ。

ボードでは、書類上では、一応両名ともに「 2日 」休んだことになっているが

その時小生は新潟に出張っていた記憶がある。

雛形は甲府にいた。

よってあのホワイトボードは全く信用ならん。

まぁ書き直さない小生達が悪いんだが

真実を書くと社長が五月蝿い。





「 雛形!鰐口!ちゃんと休めよ 」





馬鹿をぬかせ。

これでも限界まで休んでいる。

だいたい俺らが休んだらプロジェクトはどーなる。

そこら辺を考えろ馬鹿野郎が。

能無しが。

腐れが。

耳そぐぞ。

今稼がないで一体いつ稼ぐってんだ。

ここが正念場だ。馬鹿ったれ。

だいたい雛形が休みをくれねーんだ。怒







入社して半年。

立ち上げたプロジェクトは絶好調といってよかった。

雛形と鰐口の熱血コンビが稼ぎ出す利益は空前の巨大黒字を記録し

このまま順調に夏まで調子を維持できれば会社は確実に大きくなる。

3倍は固い。社員3倍。ボーナス5倍は楽勝だろう。

よってこの期を逃す手はない。

不況にあえぐ中小企業にとって、このチャンスは正に千載一遇。

起死回生のバブルであり、

社員の1人2人死んだって全然おかしくない金が動いている。





その上で尚、人死にが嫌なら、社員を増やすしかない。

雛形・鰐口クラスの、桁違いの仕事馬鹿を雇用するしか手段はないのだ。

で、そんな奴は滅多にいない。

マトモな神経があれば、こんな職場は3日で逃げ出すに決まっている。

小生だって逃げ出したい。

毎日逃げる手を考えては挫折しているのが現状である。





この会社の人使いの荒さはボリショイ・サーカスの100倍なんて楽勝で凌駕していた。





ヒグマもトラも2度3度過労死する強行稼動と死の行進。

それが我が社「アニマルランド(仮」の真骨頂である。

月平均残業時間は150時間。

全部サービス残業。

原則的に休日はなく、代休が際限なく溜まるり、半期ごとに「なかった」ことになる。

労働基準法なんて適用できる余地はじぇろ。

我が社にとって本当に必要なのは敏腕営業マンでも稀代の営業補助でもない。

純然たる仕事の鬼である。

能力はこの際どーでもいい。

そんな高度なものはいらない。

根性・根性・ただ根性。

必要なのは根性だ。

胸にカエルを抱いていない屁タレに出番はない。

気力が全ての修羅地獄である。

仕事の分担なんてねぇんである。








自分の肩書きに目をやる。

デスクには、「 第二営業部・営業・鰐口 」とある。

クライアントの営業会議では「スーパーバイザー」と呼ばれる。

しかしながら実際の仕事は営業やらスーパーバイザーなる「花形」には遠い。

確かにそれもやっている。

小生は営業の仕事もする。

新規開拓で右に並ぶ奴はいない。そんなことは許さん。

スーパーバイザーもやる。会議にだってイヤイヤ出てやっている。

しかし何故か経理もやっている。

エクセルでアルバイトの給与明細を作っている。よく間違う。間違えたまま入金。

チラシやポスターもつくる。変なソフトで。

電話番もやる。ほぼ終日出っぱなし。首が痛てえ。

面接官もやる。週間で30人は軽い。

研修官もやる。隔日で4時間くらいやっている。

マニュアルもつくる。戦術を知悉してるのは小生しかいないので仕方ない。

指揮官として現場にもでる。指揮官が絶対的に足りないので。

場合によっては「スタッフ」と身分を偽り単機ででる。スタッフが破滅的にいないから。

よーするに困れば何でもやる。

で、困っていないことはない。

終日困りっぱなしの何でも屋である。

こうなったら、もう何だってやってやる。

燃やせといわれればこの会社だって燃やしてやる。








「アニマルランド」は俗に言う、人材ビジネスの企業であった。

昔でいう「口入屋」という奴だ。

派遣会社と違うのは、事務所が小さすぎて「派遣会社」の肩書きを名乗れない点しかない。

したがって扱う人間も「派遣」ではなく「バイト」である。

バイトで安価に人を雇い、即席でスキルを叩き込んでベラボウな値で大手に売る。

不当な人身売買である。

現代の奴隷商人といっていい。

我々の扱う商品には、スタッフの種類は、大きく分けて3つあった。




一つ目は、第一営業部の「化粧品販売」のプロ集団。

バイトだが、もう何年もうちいる「古株」である。

うちの主力商品であった。

大手化生品をワゴンに詰め込み、路面店や量販店で2・3割引で叩き売る。

彼等は口上の魔術師である。

韻を踏んだ雪上を滑るような口上で民衆を惑わす。市井のラスプーチンだ。

信じられないくらい人を騙すのが上手い。

トップは6時間で100万を越えるの売り上げを叩き出す。

日本で最も腕のいい販売師の2人のうち、2人がそのままうちに所属していた。

中堅でも80万は売り上げる化け物の集団である。

元来は小生もこのバイトの1人だった。

腕は中堅以下の二流である。精々60万くらいしか売れない。

しなしなまじ気骨があったので、知らないうちに社員にさせられた。



二つ目が、第二営業部・雛形の指揮下にある「家電量販部隊」。

こいつらもオバケである。

何を売るって、ケータイを売る。

信じがたい嘘を並べて湯水の如く売る。

ここには新宿の家電量販店を全国で一位にした化け物がいた。

よーするに、古くからあるプロジェクトの核には、

いずれも「日本屈指」の販売鬼たちがいたのである。




で三つ目が、事実上、小生の指揮下にある「カード契約部隊」である。

超大手量販店で、その量販店のクレジットカードをアピールし、

契約者を増やすのが任務だ。

スタッフは弱卒の群れである。

遅刻・早退・無断欠勤当たり前、仕事は不真面目、覇気はない。という最悪・至弱の軍である。

志気は限りなくゼロに近く、練度もほどゼロというかまるで訓練なんぞやっていない。さっき面接してその場で雇い、生のまま現場に投入された連中である。生まれも育ちも不届きの極み。素人の群れ。プロ意識皆無。学生気分。小遣い稼ぎのUMAの骨。

これが我が兵隊である。

兵隊というか駒である。

全部が全部「歩」である。しかもよくいなくなる。

そのうえ数が全然足りねえ。







「化粧品部隊」は、「 総じて時間にいい加減 」という社会人として致命的な欠陥を抱えながらも、その絶対的な販売力ですべてを許るすコトができた。少々の遅刻ではクライアントはなにも言わない。だから第一営業部の社員は帰宅が早い。

「家電量販部隊」は他人に異常に厳しい雛形の統制によって完全に掌握されていた。

それに比べて我が軍の脆弱さたるや瞠目に値する「 へなちょこ加減 」といえた。まぁ立ち上げから僅か数ヶ月で人が育ち、勇将が揃うわけもないんだが、如何に何でもこれは全体的に非道すぎる。しかしながら、今現在、質がどうこう言っている場合ではない。なんでもいいから兎に角、人を揃えねばならない。







で、今、小生は明日の兵隊の編成をやっている。

もう夜11時半。

都内近隣の6現場と、甲府・浜松・三島の3現場のスタッフ集めと編成である。

都内にあと3人兵隊が足りない。

かれこれ5時間ほど片っ端からスタッフに電話しているがそろそろ限界だ。

さて、困った。

現場に穴が開く。

それは困る。





全9現場をこなすのに必要な兵隊は、最低1日27人。

質はもーどーでもいい。

二足で歩ければいい。

登録スタッフは現在50名ちょっと。

彼等の週間平均就労日数は3日。

どう計算しても無理がある。






どんな計算だよ。

ふざけんじゃねえよ。






全ては「 なんでも受ける 」雛形が悪い。

あの馬鹿は理論値を越えた発注を受ける。

毎回である。

「 限界です。」という小生の報告を尽く無視する。

人がいねえっつってんのに現場を際限なく取ってくる。

で、小生が後始末をする。

死に物狂いで人を集める。

で、これまでなんとかなってきた。

なんとかしてしまう小生。



空前の大黒字の背景には、

雛形の先を考えない受注と、小生のその場限りのデッチアゲがあった。

「カード部隊」の出す利益は、今や本隊である化粧品部隊の10倍を超えていた。



が、今日という今日はもぅお手上げである。

万策は尽きた。

第一営業部からはもう人を借りれない。

向こうもしっかり人不足である。










この上はいつもの奥の手しかない。










小生は、雛形に電話することにした。

野郎は既婚をいいことに子供理由に好き勝手に帰る。

ま、それでも9時過ぎまで会社にいるが、小生よりは早い。

なんたってこちとら、ここ数ヶ月11時前に退社したことがない。

全部雛形の所為である。

この上は、電話をかけてやるしかない。

小生は、雛形のハゲに電話をかけることにした。






トルルルルルルルル





「もしもし?部長っすか?」

「ゲロゲロ♪」



野郎はこういうフザケタ電話の出方をする。

コッチの気が立っている時は思わず殺したくなるが、まぁこの際無視して話を続ける。




「いやぁね。もぅ本格的に人がいないんですよ。」

「うそー。お前なにやってんだよ」

「何やってんだ。じゃ、なくてですね、もぅ手の打ちようないですよ。いよいよ」

「お前何とかするっていったじゃねえかよ」

「無理ですね。もぉ限界です。」




雛形はバリバリの体育会系である。

当初は小生の上司を上司とも思わない剛毅な態度に腹を立て

たびたびブチ切れていたが、最近はちょっとやそっとの無礼では目くじらを立てなくなった。

小生がまったく態度を改めないからである。

なんたって、小生はこの間、社長室で単身・暴れたくらいである。

この世にサメ以外に怖いものはない。







「じゃあ、どーすんだよ?人いねえんだろ?」

「さぁ」

「さぁ、じゃねえだろ。どうすんだよ」

「まぁ、いつもの手しかないですね」

「アレか」

「そう」

「またか」

「また」

「マジかよ大丈夫なのかよ」

「それは知りませんけど、やるっきゃないんじゃないですか?」

「クライアントにばれたらタダじゃすまねえぞ」

「バレたらバレたでなんとかします」





いつもの手。「アレ」とは、小生がスタッフと偽って現場に出ることである。これは契約で全面的に禁止されていたが、たびたび第二営業部は「 ダミーアタック 」と称してこの作戦を敢行していた。今まで2度ばれていたが、その度に小生が口八丁でなし崩し的に誤魔化していた。

こんなのは馴れっこだったし、第一バレて誤魔化しが効かなくても死ぬ危険はゼロであり、死なないなら怖いもんなんてない。殺されないハッタリならばんばん使うべきである。






小生にとって営業職はこの会社で2度目であった。アニマルランドの前、バーテンをやめた直後に、小生は池袋の広告会社に派遣社員として僅かな期間籍を置いていた。その会社は「 健康と美 」をコンセプトに情報サイトを運営し、閲覧者の女性をターゲットしにた広告の掲載料で企業から利益をとるとゆーイカサマな会社だった。

この情報サイトが立ち上げられて間もない頃、小生は生まれて初めてサラリーマンっぽい扮装をし、この会社の派遣営業マンとして24歳にして初めて社会に出た。

営業先は当然エステとかそーゆーとこであり、原則的に飛び込みである。しかしながらネームバリューのない如何わしいサイトに金をだす企業は普通に考えてない。小生は営業を始めて3日目に正攻法を諦めた。

土台、履歴書を詐称して得たポストである。「二十歳から四年間。今までずっと実家で寝たきりでした」なんて本当のコトを書いて、雇ってくれる馬鹿はいない。だからありもしない企業をでっち上げて職歴を詐称した。

名刺の貰い方も知らん。だいたいバイトの経験すらない。就労したことがあるのは中学の時に親父にブチ込まれた北海道の競馬馬の牧場とアフリカのNGOだけである。両者ともに遊んでいたよーなもんだ。このままではどーにもまずいので、面接を受ける前に2冊本を買った。



「社会人のマナー」と「できる営業マンはここが違う」である。




前者は作法。後者は戦術である。ナナメ読みして納得。まぁこれでいいんじゃんね?とゆー具合でアトは実戦でなんとかすることにする。

しかしながら契約がとれない。どーにも取れそうにない。ダメだこりゃあ。

王道に対する諦めの早い小生は、蛇の道を行くことにした。もっと金払いのいいトコに営業をかますしかない。上司に提案する。

「昼間はサロンやエステを営業します。しますが夜はホストクラブを廻らせてください」

ってんで、新規開拓はホストクラブである。

彼らはお金をもっている。

財布の紐が一般の企業よりゆるいかもしれない。

これ道理。








小生はホストクラブに営業を開始し、はじめて5日間で40万の契約を5つとった。

楽勝。

ぶっちぎり。

向かうとトコロ敵なし。

眠ってないのはキツイが、営業成績は日の出の勢い。

とゆーわけで瞬く間に重用され部下を5人貰った。

ちょろい。ちょろすぎる。

営業の才能を買われてHPのデザインとコンセプトにも関わるようになった。

HPデザイナーのお姉ちゃんとコンビを組みつつ部下を使い営業する。

歌舞伎町のホストクラブを総当り。

そんな時である。

「侮辱的裏切り」を知ったのは。









デザイナーの姉ちゃんから真相を知らされた。

小生は人との距離を詰まりやすい。

全体的に悪意がないからかもしれん。(馬鹿ともいう)

だから「 秘密 」が自然に耳に入ってくる。

小生が上層部から知らされていた情報サイトのアクセス数は「8000」であった。

しかしながら、実際にHPを管理しているお姉ちゃんよれば

実際には「400」だという。和魂要塞並である。

まぁそれはいい。そんなもんだろうと前から思っていた。

しかしながら、小生を「 タバカル 」のは許せん。

営業先に対してなんと申し開きすればいいのだ。

こちらの信頼を裏切るのなら、当方にも考えがある。

小生は、上層部にコトの真偽を迫った。




結果、奴等は白ばっくれた。

小生はキレた。

なめとるなコイツら。

小生を騙すのは許す。

しかし、なめられるのは我慢ならん。

耐え得る侮辱の種類ではない。

小生は即効で退職を願い出て、

数多のホストクラブの信頼を裏切ったまま、この会社を捨てた。






これで新宿のヤクザとホストの両方を裏切ってしまった小生は、当然、いあったまれない気持ちになったが、まぁ高校のときに比べれば死ぬ確率は極めて低い。閉鎖的なM校と比較して江戸は広い。だいじょうび。

問題は気持ちの問題である。小生は、たくさんの人の信頼を裏切った。派遣元と派遣先と営業先への仁義で心はぐちゃぐちゃ。

ヤクザに追われるよーになった理由は「 お店のN01をサラッタ 」という至極単純なものなので説明は省くとして、小生は命がけで東京にいまもいるんである。


この上の、ダミーアタックのひとつやふたつ、バレたところでこれ以上状況が悪化するようには思えない。

だいたいにして妖怪堂はむかつく。







「とゆーわけで部長。明日小生、出社しませんので」

「どこの現場にいくんだ?」

「多摩センターがいいでしょう。あそこは店長以下もろもろ手なずけてるんで」

「メンツと編成は?」

「小生1人でいいです。丸腰で一騎駆けしますんで」

「じゃあ、大丈夫だな。他の現場は3人ずつ投入できるわけだ」

「ええ」

「OK。そんじゃ。おやすみ」

「ウィス。おやすみです」








とゆーワケで、残りの書類をとりあえずデスクに放り出して帰宅する。

整理整頓なんてクソ喰らえである。

よく書類が蒸発するのは叶わんが、まぁその時困るぶんには今は困らない。

だからいい。

明日の面接と研修は雛形に投げる。

ホウレンソウなんてしらん。

朝来ればホワイトボードを見て、面接があるのは馬鹿でもわかるだろう。

今それを雛形に伝えると、野郎はまた駄々こねるに決まっており、黙っているに限る。

ざまあみさらせ雛形。








電車に揺られつつ、明日の戦いに備え、戦術を検討する。

ま、戦術といっても毎度「煽る」だけである。

小生のオハコである。

5日連続で現場に出ると必ず吐血する「 例の勢い 」でぎゃんばるだけである。




ぶっちゃけ、生きた伝説と化している例の「無頼漢の音楽隊」をかますだけでコトは足りる。

小生は、化粧品の販売にかけては二流以下だ。それは間違いない。

しかしアジテートに徹しることができるカードキャンペーンでは誰にも負けん。

実際、小生を越える「 ちんどん屋 」は三千世界に存在しない。

数字で見れば一目瞭然だが契約数は全国1位である。

どんな大手の人海戦術も粉砕できる「ひとりサーカス」をかましてくれる。






ボロボロに疲れ果てたカラダを引きずりながら、

自宅近くのショットバーに駆け込み、一気にテキーラを流し込む。

疲労で覚醒した脳みそをノックアウトするには飲むしかない。

飲まねば寝れん。

明日はアニマルランドここにありってのを披露しなければならん。

小生が出張るということは「看板が出る」ということである。

担当現場で小生を知らない人間はいない。

店長からパートのオバちゃんまで、小生が「社員」であることを知悉している。

それでも尚、クライアントが怒らないのは、小生が結果を出すからだ。

通常の3倍の結果を出すから無法が通じるのである。

ヘタは打てない。






明日の現場に備え、ベットに倒れこむ。

厄介な女が隣にいる。

考えなきゃならんことは山積だが、企業戦士にプライベートの悩みは無価値である。

仕事が全部である。

小生はこの頃、純粋に職務に生きていた。

===============================その3に続く。
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by 201V1 | 2004-05-29 21:41 | ■営業地獄
果ては社畜か過労死か  (その3)

アルバイトは会社に金を運んでくる便利な「駒」である。

とてもナイスな「駒」だ。

募集を打てば際限なく手に入る「歩」である。

これはバイトをすれば否応なく知ることができる真実である。

だからことさら教える必要もない。

スタッフ達に伝えなければならないのは

社員である小生もまた、金を運ぶ便利な「駒」に過ぎないという真実である。





両者は双方ともに経営者の懐を肥やすための「駒」に過ぎない。社員もアルバイトも一緒である。それ以下でも以上でもない。ただの便利な「駒」である。どんなに頑張って働こうが、プライベートを犠牲にしようが、我々は所詮「駒」でしかない。替えが効こうが効くまいが、能力が高かろうが低かろうが、「駒」である我々はそれ以上の存在にはなれない。自分の中でどう仕事を位置つけようが、所詮は社長の懐を肥やす悲しい「駒」である。







「駒」の仕事は単純である。それは「駒」に徹することだ。

優先されるのは個人の都合ではなく、盤上の勝負である。

それを飲み込むことができれば、人は飛車・角を圧倒する「 社畜 」として縦横無尽に活躍できる。





「駒」に不平不満はない。ストレスもない。

「駒」になりきれている間は、人は全てを忘れ、仕事の鬼でいられる。

企業が求めるのは、そういう種類の人間である。

けれども人は人である。

「駒」で納得できるほど、人間は簡単には出来ていない。

「社畜」であることを意識し続けながら稼動できる人間は少ない。

激務を強要されるアニマルランドの社員の出入りが激しいのはこの為である。

この種の人間は極めて稀有といえる。





それでも尚、企業は「駒」を求める。

「駒」になれる人間を企業は必要としている。

人材ビジネスならば尚更である。






人を使うということは、人を如何に「駒」として使うかだ。

七情をもった人間に微塵も用はないのである。

問題は用兵である。

人は人だ。

「駒」ではない。

「駒」として扱えば、必ず反発が起きる。

しかしながら「駒」以外に用はない。






巨大な強制力を発動できない現代の企業において、

人の反発を未然に防ぎ、問題を解決するには手段は一つしかない。

それは「支配者のいない将棋」をやることである。

「駒」しかいない空間をでっちあげるのだ。

それで全ては解決する。







小生は思う。

アルバイトと社員の溝を埋める方法は、「上下の概念」を完全にとっぱらうしかない。

その上で支持系統の維持をはかるのが「全員が駒」の発想である。

社員を「踏ん反り返った嫌な司令」ではなく、「自分と同じ駒」としてアルバイトに認識させるのだ。




これは「真実」である。

だからすべからく万人が納得する。






雇われ社員の身で「人を使う」には、この方法が最も軋轢を生まぬ方法だ。

そして、団結を促すのにはこれしかないと言っていい。

就労意欲の乏しい弱卒の群れである「カード契約部隊」が、それでもなんとか意思を一つにして、全ての現場で好成績を挙げ得たのはこの「発想」で小生とすべてのスタッフが一丸となっていたからである。





小生は、いつもスタッフと一緒だった。いつも彼等と一緒にいた。





人を使う立場の人間としては、小生は非常に好かれていたと言っていい。無茶苦茶な要求ばかりする阿呆な指揮官ではあったが、スタッフの評価は「すき」であった。理由は簡単である。共に戦う仲間を非難する馬鹿は、余程の下郎以外にいないのである。

いつも最前線にいる指揮官を、悪く言う兵卒はいない。これはどの組織でも一緒である。突撃の際に先頭をきって走る小隊長は、あらゆる軍人の敬慕の対象になる。兵卒は「駒」である。しかし小隊長もまた「駒」なのだ。この真実を掴めれば、必ずチームは機能する。






雛形がスタッフから嫌われていたのに対し、いい加減な小生が過剰に人望を集め得た理由はこのムードを作ろうとしたかどうかの違いと言っていい。




雛形は社員という権力で「君臨」しスタッフを操ろうとしていた。

小生は自分が「同じ駒」であることをスタッフに伝えた。





実際には、雛形は小生以上にプライベートを捨て、全力で仕事に当たっていた。それは評価するに値する犠牲的な行為だった。だがしかし、「駒」はそんなことは考えない。考えもしない。雛形は彼等にとって、どこまでも「偉そうに安全地帯から命令してくる嫌な奴」でしかないのだ。それはどんどん労役を科してくる役人でり、民衆はこの手の搾取者を親の敵のように嫌う。

多分、雛形を「同じ駒」と認識していたのは、第二営業部で小生だけだったと思われる。だから小生は雛形が好きだったし評価していた。偉いおっさんだと思っていた。しかしながら、やはりどこかで彼の「君臨志向」に関してはしっくりこない心情があった。スタッフにとっては尚更だったと思う。




雛形も小生もよく現場に出た。

そしてこの時ほど2人の用兵術が「全く違うこと」が露呈する場面もなかった。

小生に益々人気が集まり、雛形は益々評判を落とした。







雛形は、現場では原則的に受付デスクから動かない。

ま、殆ど何もしないと言っていい。

「あれやれ」「これやれ」と口喧しく指示するだけである。

役割的には当たり前の光景だが、これでは人心は掴めない。






小生は、現場に出ると、スタッフになにもさせない。

文字通りなんにもやらせない。

「休んどけ。サボっていいぞ」という。

実際休憩にどんどん行かせてしまう。

勿論契約違反である。甚大な違反である。

下手すると訴えられる不履行である。




でもそんなもんは知らない。

現場が全てである。

紙っぺらなんざ歯牙にかけてるヒマはない。

そんなもんは犬に食わせてしまえばいい。

スタッフはばんばん休ませる。

で、全力で自分が頑張る。

持てるチカラの全てを出し尽くしてやる。

実際に吐血しながら猛り立ち咆哮し叫び騒ぐ。

ばしばし契約をとる。






残ったスタッフはそれを目の当たりにする。

休憩から帰ってきたスタッフは獲得された契約数を見て愕然とする。

気骨のあるスタッフは自然と小生の模倣を始める。

「負けたくない」と思う奴しか成長はしないのだ。

気骨のない人種に何を与えても無駄だ。

伸びる奴は背中を見て伸びる。

ボロボロの小生の奮闘をみて触発されない人間に期待するのは土台不毛である。






我々指揮官は、ムードを作ることは自在にできる。

だがしかし、モチベーションは個人のものだ。

モチベーションに直接働きかけることなんて離れ業はエサもないのに出来っこない。

大切なのは、ムードを作ってモチベーションを生来持っている人間を発掘することだ。

ない奴はない。ある奴はある。

金ずくの一時のアルバイトなら尚更この差は強く反映してくる。

人の精神の健全さが、モロに出るのが金ずくの汚れ仕事だ。

だから小生は単純に死ぬほど頑張ればいいんである。

血反吐を吐けばいいんである。

明快である。






当然、既に満身創痍の状態で8時間頑張ればあとに残るのは、幽鬼に様に憔悴した小生の姿である。実際ボロボロなので演技なんかいらない。現場が終わる7時。「お疲れさま」とか何とか言って解散する。電車に乗るとき、それぞれ行き先が違う。そこで一言。「小生会社戻るから逆方向だ」。スタッフ愕然。この人はまだこの上働くのか?小生も愕然である。毎日こんなである。現場が終わって会社に戻り、正規の仕事を初めて始めるのだ。だいたい深夜までかかる。スタッフは、ボロボロの小生の背中を見送る。で、明日から自分も頑張らねばと思う。


ぶっちゃけると、ここまで小生が頑張って何も感じない人間だって沢山いる。

ま、そーゆー人はいらない。

頭数合わせの人間である。

で、この手合いに何かを期待するのはハナっから無駄である。

どうしようもない人間は実際にいるのだ。だから相手にしなくていい。

あらゆる指導も無用である。

価値があるのは、小生の頑張りで埋もれた「戦力」が発芽するという一理である。

そーゆーワケで、小生の頑張りでなんとか「カード契約部隊」は機能していた。






ま、冷静に振り返って見ると小生がスタッフに人気があったのは、「 単純に鰐口が現場に来ると休めるから 」という理由が1番妥当な気がするがそれは忘れる。


また、仮に雛形がおらなんだら、誰も締め付ける人間がいなくなって、スタッフはサボりまくり、あたら戦線が崩壊していただろうコトも忘れる。


また、小生が音頭をとった現場でマトモに育ったスタッフがいないことも闇に葬る。

都合の悪いことは、とりあえず忘れる。


しかしながら、忘れてはならないのは、その2・3の文章を見ると、












まるで小生が真面目に働いていたみたい

だが















なめるんじゃねえ!















毎日、限界ギリギリまでサボってたっ!









当たり前だ。

誰が真面目に働いてなるものか。

けたくそ悪い。

勤労?

馬鹿を言え。馬鹿を。

殴るぜ?しまいにゃ?

殴っちゃうぜ?

俺は伊賀忍者だぜ?(関係ねえ





とゆーわけで、次回。

実際如何に小生がダメな社会人であったかが全面的に披露されます。

期待して待て!
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by 201V1 | 2004-05-29 21:40 | ■営業地獄
果ては社畜か過労死か (その4)
 

 日帰り出張の予定が、雛形の一声で5泊6日に突如延長され、一週間ぶりに我が家に帰る。既に深夜2時。新幹線を使っても、8時過ぎまで現場にいなきゃならんので、近所で一杯ひっかけると自然とこんな時間になる。スーツを脱いでベットに倒れこみ、わずかな睡眠を貪るようにとる。とらねば死ぬ。




 朝5時である。忌々しい目覚ましが鳴った。今日は6時には家を出ねばならん。アニマルランドは10時~19時の会社だが、そんなもんは内勤の連中の世界であり、「なんでも屋」の小生にとっては関係のねえ話だ。


 今日は8時には現場に到着し、クライアントからのクレームを片付けなければならない。のらりくらりとコロリと騙してしんぜよう。



 めんどくさい事至極だが、「カード獲得部隊」の起こすトラブルは、いうなれば予定調和にすぎない。発生しないほうがおかしい。なんたって事実上まっさらな素人を強引に現場に突っ込んでいるのだ。突っ込まれたスタッフだっていい迷惑だろう。しかしながら企業というものは企業の都合で動くものなので、社員やスタッフの心情なんぞ受け入れてくれる大地はない。要は、やるかやらないか、やれるのか投げ出すのかって話である。



最後の半休から3週間。あと2週間くらいはカラダは持つ。(たぶん



兎に角、現場に行かねばならぬ。

小生はいく。

どこって現場。



シャワーをかぶって目を覚まし、床に転がっているスーツを着る。しわくちゃなので「ファブリーズ」をブッカケて誤魔化す。安物のコロンをかける。客商売なのでビシっとせにゃあならん。ヒゲを剃って髪を整え、いざ出陣!


現場までは新宿から小田急線で1時間である。西部新宿線・下井草の我が家からは片道1時間半。うし。いける。

















のめる!


















床に据え置きのボトルを一気に飲む。ゴッゴッゴとかボトルが鳴る。朝飯は食べない。決まって死ぬほど眠くなるからだ。純度60パーセントの芋焼酎をガブ呑みし、毎度毎度の気付けである。一合は飲む。殆どアル中である。

なぁに。元は芋だ。炭水化物もとれる公算は高い。我が胃よ目覚めよ。ストマック・ブラスト!カラダに精気を蘇らせるのだ。俺は働かねばならんのだよ。




小生の脆弱な肉体は、毎朝高濃度のアルコールによってドーピングを施され、強引に労役に借り出されていた。




チャリで猛然と駅に向かい、切符を買う。目的地までは買わない。無駄だから。新宿までも買わない。高いから。
















初乗りを買う。


















小生は、原則的に「 初乗り 」しか買わない。なんでって安いから。原則的に営業職にある人間は一切の交通費は会社もちである。自腹で交通費を立替、1週間とか2週間に1度精算し、会社から金を返してもらう。つまり公然と「引っ張れる」。




アニマルランドの給料は安い。ま、安いといってもバリバリの営業職なので新卒よりは全然高い。入社して半年、社会人経験半年目の小生でも額面で27万くらいはいく。手取りで丁度年齢くらいだ。(当時24・5歳)


だが足りない。全然足りぬ。


六畳ロフトつきのアパートの家賃が6万。光熱費や通信費やらなんやらで3万。弁当など作るヒマは皆無なので昼飯が結構かかる。退社が遅いので出前もとる。タバコも吸う。だから食費だけで月6万はかかる。

5時に帰れる役人風情の呑気な暮らしはアニマルランドではできない。やろうとすれば間違いなく倒れる。

この時点ですでに合計15万である。もろもろのローン返済は月1万くらいしかない。楽勝である。だいたいカードなんて怖いから殆ど使わん。問題は残りの金が7万くらいしかねえという点で、これからさらに色々かかる。

この頃、小生の家には女が1人いた。カタギになったキッカケをつくった例の彼女ではない。彼女はとっくの昔に小生の元から去っている。今居るのは、ショットバーで知り合って、いつにのまにか家に居ついた女である。

彼女は200万近い借金を抱えていた。2年前、1年間まるまる病気で倒れ、その時に借りた生活費である。そーゆーわけで、小生は彼女の暮らしも支えていた。生粋の道楽人間が扶養家族をもっていたのである。にわかに正気の沙汰ではないが、まぁ見捨てるワケにもいかないので養う。彼女は自分の稼ぎで借金を返せばいい。生活費の面倒は見る。

とゆーわけで、彼女の食費・雑貨費・医療費・間に合わない借金返済費で残りの7万はぶっとび、当方の手元にはなんにも残らない。倹約を重ねて精々1万残ればいい。




しかしながら、

畏れながら言わせてもらうが

小生は天下の浪費家である。



兎に角、殺意を込めて飲む。

で、殺気じみて古着を買う。

金はとりあえず沢山いる。





不味いことにアニマルランドは中目黒にあり、会社と駅の間には、古着屋「パーグラムマーケット」がある。1グラム8円で古着を量り売りする店である。小生はここの常連であり、誘惑に勝てず週に2着は確実に洋服を買う。買ってしまう。

したがって飲み代と服飾代でどう考えても最低5万は必要になる。あと4万足りねえ。













引っ張るしかない


















というわけで、小生は「 初乗り 」しか買わない。どこに行くにも160円である。現場周りの日だと1日で2000円くらい稼げる。なんてったって東京と神奈川を縦横無尽に駆けずり回るんである。水増し精算すれば2000円なんぞ軽い。これで大体一月に2万稼ぐ。あとは出張である。1回の出張で交通費は軽く1万は超える。新幹線とかを使うからである。で、小生はこれに普通のキップで乗る。私鉄の券で。だから1回の出張で1万は確実に稼げる。月に2回は出張なのでコレで2万確保。
















ワレ・4万・タッセイ・セリ











楽勝!

とゆーわけで、小生はJRを騙し、会社を欺き、良心を謀り、月に合計4万ほど利ザヤを稼いでいた。不良社員もいいトコである。

これで事実上、手取りの金は27万くらいになり、暮らしがようやく安定する。貯金の余裕はゼロである。こんなに貰ってんのにである。

ま、アニマルランドの場合、月の稼働時間が350時間を突破するので、時給換算すると900円くらいにしかならない。マック以下である。高校生のほうが稼いでいるわけだ。小生が社会人半年目にしては高給なのは、履歴書をでっち上げて「営業歴3年」となっている為と、阿呆のようにイヤイヤ働いているからである。

ぶっちゃけ、アニマルランドで「スタッフ」としてこの勢いで稼動すれば、給料は40万に届く。サービス残業に時給が発生すればそれだけでも15万はいく。改めて酷い会社である。





電車に揺られ、コロンを口内にブッカケて、芋焼酎スメルを殺し、クライアントからのクレームに対応する。原則はカンタンで適当に謝っていろいろ約束すればいい。向こうが求めてるのはワビと今後の対応策の提示である。実際トラブルが起きるか否かは神の味噌汁。気にしてられん。そんなヒマは当方にはない。頃合を見計らい座をお開きにし、現場をいくつか廻ってクライアントの本社に行く。会議に出ねばならんのだ。小生はスーパーバイザーらしいので。







クライアントは超ド級の大手である。小売業で日本1の量販店「 妖怪亭(仮 」。日本人で知らない人はいない天下の大企業である。

ぶっちゃけ、うちのような年商一億にも満たない弱小中小企業が取引できる相手ではない。

実際、弊社と一緒に「 妖怪亭 」のカードキャンペーンを請け負っている派遣業者は、いずれも名だたる大手である。当然、会議に出席する連中もそれぞれの会社の中堅クラスであり、皆様オジサマオバサマばかり、20代なんて小生しかいねえ。たった一人のイレギュラーが小生である。







アニマルランドと妖怪亭のパイプが出来上がるまでには、結構な紆余曲折があった。

去年の暮れ、雛形が言った。





「鰐口、俺さあ、妖怪亭と仕事したいんだけど」

「了解しました」




小生は、なんでも了解する。

なんでもである。

どんな注文も受ける。

プロレスラーは受けてなんぼである。(いつからレスラーに?




ネットを駆使して妖怪亭の組織図を洗う。

機械オンチだが、何故かコレだけは異常に上手かった。

どんな会社の組織図も、どこの部署の直通電話もタチドコロに引っ張れた。



「で、部長、なにがしたいんすか?」

「俺、カードキャンペーンやりたいの。儲かりそうじゃねえ?」

「やったことあるんですか?」

「ない」

「了解しました」



妖怪亭のカードキャンペーンの販促を受け持つ部署にあたりをつけ

電話をかける。

アポとりである。






トルルルルルルッル




「お電話有難うございます。妖怪亭、カード営業部、飯島でございます」

「いつもお世話になっております。アニマルランドの鰐口でございます。(注意・初コンタクト」

「どのようなご用け・・・・」

「営業担当の江ノ島様はお手すきでしょうか?(無論、担当者名はゲットずみ)」

「申し訳ございません。江ノ島はただいま席をはずしておおります」

「そうですか。弱ったなあ。ちょっと至急お伝えしなければならない変更事項がありまして(変更次項もクソもねえ」

「はあ」

「メモで結構ですのでお伝え頂けると助かるんですがよろしいですかね」

「はいどうぞ」





ここからが勝負である。

ここが正念場である。

アポイントは初コンタクトに全てがかかっている。

ここで突き崩せるかどうかが勝負の分かれ目。

事態は常に土俵際である。

席をはずしてる。なんて大嘘に決まっている。

絶対、担当者はいる。今、小生としゃべってる電話の姉ちゃんの向こうに。

ここで引っ張りだせなかったら永久に電話に奴は出てこない。

なんとしても引っ張り出さねばならん。



「えー、それではかいつまんで、説明しますね。弊社の雛形が提案させていただいた例のプログラムが天候不良の影響で微妙な不具合をきたしまして、明日かあさって、少なくとも近日中に若干の変更の必要性がでそうなんですけど、もっとも何とかなりそうな要素もあるにはあるんですが、江ノ島さまの要望とは多少合致しかねるキャストの反応が微妙な次第でして。カンタンに言いますと多摩プラザの営業方針が前後と異なるのが原因なんですが、このままで進めてよろしいでしょうか?(何を?」

「しょっ。少々お待ちくださいませ」



楽勝!



つまるところ、営業する人間の最大の敵は、電話窓口の姉ちゃんである。

彼女達は、上司から一切の「営業」を取り次がないように指示を受けている。

だから「営業」なんて毛ほども匂わせたが最後。チャンスはゼロである。

したがってこっちの方針は自然と限定される。

「マトモなことを言っているように聞こえるが、実際は絶対に相手が理解できない出鱈目を並べる」

のである。

そうするとパニくった姉ちゃんは、必ず上司に取り次ぐ。

「放っておくとトラブルが起こりそうな妄言」を並べ立てられ、マトモにメモで対応する豪傑は一般にいない。




「もしもし、お電話代わりましたが」

姉ちゃんの上司である。

多分担当。

もらった。

いける!




「江ノ島様でいらっしゃいますか?」

「そうですが」

「お忙しいところ失礼します。私アニマルランドの鰐口と申します」

「どのようなご用件で?」




ドライな反応である。

ま、むこうも百戦錬磨のサラリーマン。

営業の電話なんてことは最早バレてるに決まってる。

ドライでいられるのも今のうちだ、馬鹿野郎が。



「実はですね、昨日御社のカードキャンペーンを拝見したんですが、活動しているアルバイトのスタッフにあまりにも獲得意欲が感じられなかったので、とりあえずお伝えしておこうと思いまして。(一度も見たことなんかねえ」


「はい」


ちょっと相手の声色が変わった。

リークかと思っているんである。

馬鹿め。

営業だっつーの。

豆腐の角で頭ぁ割りやがれ。


「神奈川のほうの妖怪亭で拝見したんですが、うちのスタッフが別のキャンペーンをやってる隣でですね、御社のカードキャンペーンが行われていたんですが、獲得手法のアドバイスとかを現場で求められまして。はいはい。そちらのアルバイトの方に。ああ。そうですか。派遣業者に委託してるんですか。そうですか。失礼しました。で、ですね。僭越とは思ったんですが、弊社のスキルを2・3お伝えしたところ、その方が非常に喜ばれまして、こんな方法があったんですかって驚いてらしたんですよ。実際弊社はキャンペーンにかけては長年のノウハウの蓄積がございますし、化粧品なら6時間で100万円くらいは売り上げますし、クレジットカードだったら50件くらいはカンタンに獲得できるスタッフも揃っているのでお手伝いできたわけなんですが」

「50件ですか?」

「はい、スタッフが有能ならそれほど難しくはないですね」




乗ってきた。

乗ってきちゃったぜ。坊や?

釣れたぜ。大物が?


「それはスゴイですね」

「いやいやとんでもない」

「どーやったらそんなにとれるんですか?」

「もしよろしければ、お手伝いさせていただきますが」




とゆー次第でパイプ完成。

所要時間10分。

早速、妖怪亭ではアニマルランドの起用が内定し、

その実力を問う為の試用運転の日時が決まった。


来週の月曜から5日間である。

目標は1日50件。























さあ、困った。

















スタッフ。いねえ。


果てしなくいい加減。
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by 201V1 | 2004-05-29 21:40 | ■営業地獄
果ては社畜か過労死か (その5)

あと数日でキャンペーン部隊を編成し、

妖怪亭の試用で結果を出さなければならない。

ならないが人がいない。(いつも




しょうがないので雛形と鰐口(小生)を中心に、

化粧品部隊からスタッフを借りて何とかチームを編成する。

即席の部隊だが質は最高級だ。

なんたって化粧品部隊のエースと「ちんどん屋」の小生がいる。

雛形も働きは悪いが一応いる。



やり方?

キャンペーンなんて初めてだ。

ノウハウなんてねえ。



「部長あります?」

「ない」



あるわけがねえ。

とりあえず大騒ぎすればなんとかなるんじゃねえの?

商材が違ったって相手は同じ人間だし、

化粧品のノリでいこうや。






ってんで皆で大騒ぎ。

終日ドンチャン騒ぎ。

五月蝿いこと至極。






勿論タダの大騒ぎではない。

アニマルランドの社員は殆どが全員、「 元役者 」である。

スタッフも「 俳優崩れ 」が多い。

つまり声が馬鹿でかい。

その上異常によく通る。

加えて部隊の中心には、

「 ナチュアル・ボーン・チンドンヤ 」の小生がいる。

無敵である。






大型量販店の、フロアの一つや二つなど、六畳一間と変わらない。(本当

建物が吹き抜けなら声はそのまま3フロアまでは届く。(楽勝




1階のレジは麻痺。

オバチャンたちが固まるから。




結果、店長から

「 三分の一のボリュームでやれ  」なんてクレームがくる。

静かなキャンペーンって何?

しらねえ。

かまわねえ。

馬耳に東風。

馬の耳に念仏。

耳に真ダコ。

腐れ大王烏賊。

感知せん。

さわげ。さわげ。






ってんで5日目。

小生は既にノドが破れて吐血を開始していたが

キャンペーンは空前の大成功。

1日平均140件と他社の10倍の獲得件数を記録した。

妖怪亭、大喜び。

カード部隊、ばんざい。






この空前の獲得件数が物をいい、

アニマルランドは重用され、

現場数は瞬く間に増加していった。





あれから六ヶ月。

現場数は9つまで増え、

この間のカード事業部が計上したアニマルランドの純利益は5000万まで膨らんだ。

売り上げから人件費・諸経費・ハンカン費など全てを引いて尚、まるまる5000万円の利益が残っちゃったんである。

社員2名でわずか6ヵ月の期間で純利益5000万。

なんと巨人の一軍選手が雇えてしまう。

雛形が社長で、小生が副社長だったら、2人の月給は400万を超えるんである。

残り半年寝てたとしても、年収は2500万はゆうに超える。

田舎なら家が建つ。

都会でもマンションが買える。



やっほー。









って喜んでいられるのは、

実際にはアニマルランドの社長である、腐れ有森1人だけ。

カードキャンペーンはいまや破綻寸前のどんずまりにあった。

状況は最早絶望的である。










カードキャンペーンは化粧品販売とは決定的に違う。

なにが違うってよく考えればすぐ分かる。

つまり、リピーターが期待できないんである。

1度落とした客を何度も撃墜できない。

見込み客は、頑張れば、頑張った分、ガッチリ減るのである。

よーするに枯渇するわけよ。お客が。












とゆーわけで、

今月に入っていよいよ見込み客の枯渇が激しくなり、獲得件数が激減した。

他社は赤字を出している。

うちはなんとか結構な黒字をだしていたが、往年の勢いはない。

やばい。

妖怪亭、不機嫌。

ってことで、小生は今から、そーゆー背景があって会議に出る。

妖怪亭の「 ぬえ会議 」に出るんである。

ゆうつ である。








妖怪亭の本社で週に1度行われる会議は「 ぬえ会議 」と呼ばれる。

出席者は皆が皆、一線級の企業戦士であり、営業である。



ぶっちゃけると、営業マンなんて生き物は人間のツラをかぶった畜生なわけで

他人を謀るのは勿論、脅すもスカすも万事OK、ぶんぶく茶釜な連中だ。

だから会議も異質である。

雛形はまず出ない。

なんでって野郎は純粋な営業マンではないから。

この修羅場がいやなんである。








まず始めに、会議のはじめに「 ㈱ 妖怪亭カード 」の社長が嫌味を言う。

埒もないことを言うんである。

手前らを棚上げするんである。

非道なんである。








実は「 ㈱ 妖怪亭カード 」は妖怪亭本社の子会社でありパワーがない。

組織内権力じぇろ。

つまり組織が一枚岩ではないのである。

チームワーク、ばらんばらん。



だからキャンペーンを行っていると

妖怪亭のグループ内の組織的なパワーバランスの間で

我々委託業者が、実際問題、相当の迷惑をこうむる。



妖怪亭の細胞たちは皆、自分の属するグループのことしか考えない。

どの店もキャンペーンになんか協力しない。

ってゆーか、率先して邪魔してくる。









したがって、委託業者の尽くは腹に一物もっている。



「てめえらの組織がヘボだから獲得が落ち込んでんだよ。馬鹿野郎が。」



と皆思っている。

しかしながら、古来、社長というものは、総じて現場を知らぬアンポンタンな生き物なので、どうにも埒外なことしか言わない。

委託業者、耐える。






で、次に阿呆のような「 心訓唱和 」が始まる。

我々も含めた全員で円になって叫ぶ。


「ひとつ!うんたらかんたら!」

「ひとつ!あむりたぱんせりな!」

「ひとつ!あしゅらうんけんそわか!」

「ひとつ!まはりくまはりくぱんぱらぱん!」


ってな感じでまるで軍隊。


やってらてるか。

阿呆が。

あたんこなす共めが。

バナナで滑って転んで死ね。




とゆーわけで、馬鹿騒ぎが終わると、

今度はエリアごとの班に分かれて反省会がはじまる。

やれん。

やってられん。

妖怪亭、まずは手前が反省しろ。





小生は気が立っている。

「 眠々打破 」を飲んでるからである。

何故って?

なんでって寝むくなっちゃうから。

小生は会議中に寝むたくなるという奇病を抱えている。

ナルコレプシーの亜種である。

うたた寝でない。

本眠だ。

夢も見る勢い。

実際ぐうぐう寝てしまいそうになる。

ってゆーか





















先週も現に寝た。





















夢をガツンと見ちゃった。











だから

「 眠々打破 」は手放せん。

先週はマジでやばかった。

たぶん5分くらい寝てたと思われる。

お偉いさんのそろう前で、爆睡!

我ながら剛毅である。

剛毅すぎて社会人的にマズイ。

とゆーわけで小生はドーピングしている。

だから気も立っている。






会議が始まった。

アニマルランドの班には、委託業者の注目が自然に集まる。

なぜか?

それは雛形・鰐口のアニマル社員は、会議中によくキレるからである。

マジギレするからである。



次回・その5.

雛形・鰐口。揃ってキレて暴れます。

大会社の会議で。

こう、ご期待。
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by 201V1 | 2004-05-29 21:39 | ■営業地獄
果ては社畜か過労死か? (その6)


現在、アニマルランドが

妖怪亭から委託されているキャンペーン現場は

全部で「9つ」である。



試用キャンペーンから半年で、9つまで増えたワケだが

6つまで現場が増えた段階で、1度「現場数2」まで落ち込んでいる。

なぜか?

それは、雛形のウツケが、妖怪亭の会議で

阿修羅よろしく暴れたからである。







アニマルランドの社員はこぞって血の気が多い。

元役者とか、元お笑い芸人とかが「 役職 」についている破廉恥な企業である。



皆、本来は生粋の社会不適合者だった連中だ。

それが夢に敗れて、やけくそでサラリーマンをやっている。

末恐ろしい稼働率で働いている。

だから皆が皆、生得の短気と過労のストレスで、度を越えて無闇にキレやすい。




社長はクライアントの胸倉を掴んで振り回した前科があるし、

スタッフはクライアントの頭に商材を投げつけて命中させた過去がある。

組織の細胞の尽くが、一端ブチ切れると殆ど「大人」とはかけ離れた蛮行に及ぶ。

で、決して反省しない。

「ざまあみやがれ」

と、クライアントに直に吼えたりする。

人間じゃないんである。





無論、小生も根がヤクザな漫画描きなので、立派に社会性がない。

「喰らわしてやったぜ」

が、アニマル社内における「 鰐口の代名詞 」である。

「 企業プレデター 」の異名は伊達じゃない。

当然、小生も頻繁に妖怪亭にキレで喰いついている。




もっとも面と向かってはやらない。

小生はキレると反射的に肉弾攻撃に及ぶ性質があるため、法的に危険である。

もっとも「抑制が効かなく」なり、バーサク状態になるのは電話口である。




妖怪亭は、おそらく社の方針なんだろが

兎に角、取引先を罵倒する。

罵詈雑言の限りを尽くす。

多分、ブレインが指示しているのであろう。

様々な無茶無体を、嫌味たっぷりにバンバン放言するよう調教されている。

ほとんど「 いじめっ子 」に近い。

で、小生はこの類が嫌いだ。

すんごく嫌い。


面と向かってならまだいい。

クライアントと下請けという絶対的な優位をタテに、

安全圏から人の仕事を馬鹿にするのも許してやる。

だがしかし、電話ごしとゆーのは許せん。

距離的な隔たりをいいことに、コッチが「ぐう」でぶん殴れない条件の下で

したり顔で小生を侮辱するのは許せん。

面と向かって侮辱しろ。

俺がキレても殴れかかれない距離からやるんじゃねえ。





とゆーわけで、小生は電話口でキレる。

例の激情を爆発させる。

アニマル社の据え置きの電話を握りながら。

当然、アニマル社員、大勢が体調を害する。

例の呪いである。

普段から小生が憎んでいる社長の有森なんぞは

「 脳ドック 」に通い始めてしまったりする。

小生、殆どキレ続けである。

社内騒然。




とゆーわけで、

普段社内でキレている小生は、

会議ではたまにしかキレないし、規模も電話口よりずっと小さい。


しかし雛形は別である。

野郎はキレると近くの備品を殴打ないし投擲する悪癖があり、

妖怪亭の会議でもこの調子でキレた。

デスクをひっくり返しやがったのである。

ありえねえよ。雛形。

自重しろよ30過ぎだろ。泣





とゆーわけで、これが原因で見事に現場数は2つまで減り、

3ヶ月かけてようやく9つに戻して今日がある。



で、今日の「 ぬえ会議 」。

やはり担当に苛められている小生。






「鰐口さんねぇ、貴方いっつも了解、了解。って全部嘘じゃないですか」


流石に既に小生の「 了解です大作戦 」は見抜かれてしまっている。

ま、今までこれで、しのいできたのが立派なのでよしとしよう。





「いや、小生は取り決めは厳守してるんですけどね、結果・成果が上がらないんですよ問題は。前後の関係で。」

「前後?」




前後もクソもあるか。

ばぁか。



「弊社としては、至急なんとかしなきゃいけないのは現状の打開策でして、今後こーゆー路線で展開していこうと思うんですが、ご指導いただけます?」

「ちょっと拝見します。」



レポートの提出は、煩わしい話をとっぱらうのに最適である。

テキトーに資料とデータをでっちあげて作った「打開策」を見せる。


「ほお」

「で、つきましてはいくつか許可を頂きたいんですが。」


で、相手を巻き込む。

許可なんてウソである。要求である。

向こうが飲めない要求を出すんである。

さすれば以下のよーな流れになる。


「ちょっと難しいですね」

「そうですか、それでは再度検討してきますね」


終了っ!

楽勝っ!

担当、馬鹿。



とゆーわけで会議はお開きになり、

小生は殆ど無傷で妖怪亭を去る。

あいかわらず口八丁手八丁で、物事をやっつける小生。

無敵っ!

当方不敗っ!

勤労意識も腐敗!

で、小生はアニマルランドに帰る。



なんでって、人が足りねえから。

今日も面接するんである。

もう夕方5時である。

かえりてー。














最初に弁解させてもらうが、

小生だって最初はちゃんとやっていた。


なにを?って面接を。

お前、人の話きいてるのかよ?(逆ギレ・眠々打破効果。



でね、考えてみそ?

隔日で20人とか面接すんのよ。小生1人で。

一ヶ月に200人とかよ?

で、採用した3割がばっくれるのよ。

現場のある当日に。

面接自体をブッチするやつも沢山居るし。

さらに5日以上モタねえスタッフが全体の4割よ?(どんな仕事だよ

最終的に「居つく子」なんか1割以下よ。

やれる?

真面目に?

面接。




はんかっ臭え。(神戸弁

やってらんねえ。

馬鹿げてるぜ面接。

投げちゃうぜ?

ブン投げちゃうぜえ?

ってことで、いまや全てが「 おざなり 」である。



以上の点を踏まえて、

201v1式、人材採用術を披露したい。(説得力じぇろ




① 来た人間は全部とる。 (この際、息をしてればいい

② 明らかに挙動がオカシイのだけは除く。

③ できる奴を見抜き、そいつだけは真面目に育てる。




以上である。

異常であるが以上。



実際、できる人間とゆーのは、ドア開けて入ってくれば分かる。

半年で1500人とか面接してれば馬鹿でも分かるようになるんである。

「目」の「光」が違うんである。

ガッツがあるんである。

そーゆー奴は育つ。

育てる甲斐がある。

ま、実際には忙しすぎてかまってられないんだが、ほっといても彼らは育つ。(野放し

面接は第一印象の「ガッツ指数」が全部である。

特にうちのようなガッツしかいらない職業では。





とゆーわけで、

ドアぁ開けてきた段階で、群れの中に「これは」とおもう人材がおらず、

そればかりか「 明らかに精神が薄弱 」な軟骨の士ばっかりの場合、

小生は最早ヤル気ゼロである。



で、このあたりで、だいたい眠々打破がきれてくる。

眠い。

眠すぎる。



小生はナルコちゃんである。

ナルコレプシーの亜病を罹患している。

よーするに睡魔に底抜けに弱い。

人間ムーミンである。

メリーさんが好きである。

外界からの通信文書はメリーさんが食べる。

それを阻む気力なんか、はるか昔に尽きている。

結果どーなるか。















面接官が寝ている面接!


 どかーん
























しかも即採用!




ばきゅーん
















って次第になり、

妖怪亭さん、ごめんなさい。



ゆるしてちょんまげ。(日本の企業戦士って怖い
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by 201V1 | 2004-05-29 21:39 | ■営業地獄
果ては社畜か過労死か (その7)

まぁ、最悪な会社員であった。



もっとも小生の場合、カタギの前のジャズ・バーでも

不真面目と要領の劣悪さが祟って、瞬く間にバーテンから降格され

ウェイター・ビール注ぎマン・人間皿洗いなど要職を歴任している。

ま、バーテンに関しては、

ソーダを入れてシェイカーを振るという前人未到の不始末をカマしたので仕方ないとして、

どこにいっても、イモ洗いならぬ、タライ回し。

あらゆる部署で、マトモに機能しないので、尽く冷遇された。

よーするに原則的に「鈍」なんである。



雛形の小生に対する人物評で最も的確と思われるものは

「 ハマれば強いがまずハマらない国士無双 」 

というのがある。

これは正にビンゴだと思う。




小生は、土台パーである。

一度に沢山のことは出来ない。

一点突破・短期決戦型の人間である。

突撃陣形以外の兵法を知らない。

それ以外に「自分が燃える戦術」を知らない。

突撃しながら敵を攪乱なんて器用なことはできねえ。

搭載OSは、ワードとエクセルを並列起動したら止まる仕様である。

ファミコン以下である。




なんでって、あたしゃこれでも物書きの端くれ。きれっぱし。

技術は猿でも心は作家である。(始末に悪いね

よーするに浮世の瑣末になコトに興味がない。

あるのは浮世の妙への探究心である。




昔から、興味のある事とない事で、

入れ込み具合の様相が全く違うガキだった。

数学と英語の偏差値の差が50なんて普通はなかなかないだろう。

好きなことには執着し、熱意で無能をカバーして結構な結果を残すが、

無関心な物事には徹底して「 だれる 」ので、大抵どーにもならない。




物事の成否は、ほとんど自分の興味次第で決定してくる。

人生尽くがそんな感じであった。



思うに小生の脳は、

脳の中身は、

実は2つに別れているんではないかと思う。

右脳・左脳という分離ではなく、

脳全体を網羅しているニューロンの大樹に、

「鋭」と「鈍」の2種類の木があるのだろう。

興味と感情で、小生の精神の座が、この2つを行ったりきたりするのだ。




たいていの場合、

小生は「鈍」に支配されている。

デフォルトは「愚鈍」である。

しかしながら、怨恨の虜になったり、憤怒状態にあるときは

設定が「鋭敏」に切り替わる。

ほとんど多重人格に近い。






ぶっちゃけてしまうと、

小生は22歳くらいの時、1度人格がバラバラになっている。

物語創作を突き詰め初めて1年ぐらいで脳が壊れた。



万人に共通する事例ではないと思うが、

小生のように、殆ど勘で生きているクセに理屈を偏愛しているタイプは

多分、極めてクリエイティブな作業に向いていないのだろう。

厳密に言うと、この手合いはスタート時に必ずコケルんである。

小生もコケタ。

何度も挫折して苦悶し、ストレスで嘔吐を繰り返しながらペンを取っていた。

ぐちゃぐちゃの状態で、まだ見ぬ本当に描きたい物語と格闘していた。

で、いつしか脳がイカレタ。





土台、小生は記憶力がないが、

異常に物忘れが激しくなった。

次に夢と現実の境界があやふやになり、

記憶を辿ろうと試みると、思い出されるものが現実か夢なのかあやふやになった。

ほとんど廃人の一歩手前まで行った。





狂って3ヶ月あたりで原因がわかった。

小生のOSは性能が悪く、アプリケーションを同時に2つ以上開けない。

しかし創作にはいくつものアプリケーションがいる。

特に漫画はものすごい種類の「特化した機能のソフト」の動員が要請される。

しかしながら、小生にはコレができない。

「鈍」だから。

したがって創作もできない。

仕方がないので小生の脳は、PCの内部に架空のPCをいくつも作ったのである。

小生は、創作を円滑に行う為に、複数の人格を持つことを選んだのだった。

物語は書けるようになったが、日常生活がままならない理由はここにある。




まず、ハナっから他人との会話がまったくもって成立しない。




バラしてしまうと小生はこの頃、人格が6つないし7つくらいに別れており

これらの記憶の共有がイマイチ上手くいっていなかった。

そのクセ、どの人格も、自分がスポット(主導権)を握っている時は

「我こそが唯一無二の鰐口」と信じている。

彼らは他の人格の存在すら知らないのである。

だから小生は、どの人格でいる時も、家族が話す最近の出来事や経緯が、

ちんぷんかんである。

記憶にないことばかりなんである。

ある日、人格Aがスポットに立っているとき、Bが話しかけてきたことで

小生は自分が6人だか7人に別れていることを知り、

なぜ世の中が、急に複雑になったのか納得した。






人格は際限なく分離する。

有名なビリー・ミリガンで23だが24。

記録上では450もの人格をもっていた少女もいる。

それを鑑みると小生なんか甘い。序の口。幕下である。

おそらく相当軽微な壊れ方だったんだろう。

彼らと違って小生は「脳の扇頭核が萎縮」して統一人格が保てなくなったワケではない。

器質的な脳の障害は彼らと違いないのである。(人格の乖離は扇頭核の萎縮が関係している)

必要があったから分離しただけだ。

だから真相に気がついて半年くらい工夫すると人格は次第に融合し一つになった。

アッサリ直ったんである。





ま、実際には、人格が2つまで減って、

記憶が共有されているといった方がいいかも知れない。

小生は、子供の時から「人が変わる」ガキだった。

ティーンエイジャーだったころ、

アフリカを浮浪している際、これを如実に示す出来事が起こった。

ケニアを経ちインドへ渡る5日前、小生はいろいろあって爆発し、

空港で現地人相手に大喧嘩をかました。





当時、小生の英語はまあまあだったが、自由自在には程遠かった。

しかしながらブチ切れると、異常に英語が話せてしまうのである。

ネイティブのよーに。




その場に居合わせた留学仲間が後にこう述べている。

彼とは相部屋で1番の仲良しだった。

同性で小生が唯一惚れかけた男性である。(多重人格の次は性同一性かよ。

「コイツ、キレよると変身しよんねんで。ガラッと別人になりよんねん。あんなんホンマにアルんやな」




とゆーわけで、

多重人格の引き起こす記憶障害を克服したアトも、

小生は昔からもっていた「鈍」と「鋭」の2つのOSだけは依然として持っている。

金ずくの仕事においては、この大樹のどっちが支配力を強めるかは

経験的には「責任の重軽」によって決定されるようにおもう。







小生は、責任がでかいほど「鈍」から遠のき、

末端で働くほど「鋭」から遠ざかる。

つまり能力に見合ったポストだと脳がサボり、

能力以上の仕事を任されると、しょうがないので高性能のOSに切り替わるんである。

もっとも、「 比較的高性能 」という、あくまで鈍と比べてマシという程度なので

「突撃隊形のみ」という点は不変である。

だから万能には程遠い。








以上のような理由から、小生が「マトモな細胞」として組織内で機能するためには

「能力に見合わないポスト及び責任」と「余計なことを考える余地のない尋常ならざる稼働率」と「度胸がものをいう営業職」いう

3つの条件がいるのである。

その意味で、アニマルランドという企業は、小生を水を得た魚として運用してくれた、唯一無二の職場ということになる。









休日の殆どない状況で、絶望的なな残業強いられながら、小生は1年半くらい、アニマルランドで働いた。

小生が上京したのは、漫画家として出版社に殴り込みをかける為だったが、勿論そんなヒマはアニマルにはない。

そんなことは入社して直ぐに分かった。

それでも1年半に渡ってあの会社の激務に耐えたのは、全ては雛形とアルバイトの為だった。社運なんか、本当のところ、どうでもよかったんである。







事実上、プロジェクトを支えていたのは小生だった。

王将である雛形は、雑務に追われて自由の利かない身である。

小生が雛形の唯一自在に操れる駒であり、飛車だった。

実際、先のような理由があって、小生はそこそこ有能だった。

角に相当するアルバイトが1人だけいたが、

彼女は社員になることだけは、かたくなに拒否し続けていた。




まぁ、小生の疲弊具合を見て、

部署を問わずアニマルの全てのスタッフが

「いつか会社に殺されちゃいますよ」と発言していた点を鑑みると

さもあらんことではある。

したがって角のアルバイトが運用できるのは現場だけであり、

小生のように「 なんでもやらせる 」なんて無茶は効かない。

その意味で、やはり小生は、片羽の雛形の右腕だったのである。

「1っ抜けた。」と小生が叫べば、戦線は確実に崩壊するんである。







雛形は、役者時代に借りた金が膨らみ、家計は火の車だった。

給料日には、かならず小生が3万くらい融通していた。

2週間くらいで必ず返してくれたが、彼がどれほど切羽詰まっていたかがこれで知れよう。

小生は、金よりも漫画を描く時間が欲しかった。

しかしながら、雛形はリアルに金を必要としていた。

プロジェクトのもたらす莫大な利益に、雛形の通帳は一縷の望みをかけていた。

3000万という負債は、ボーナスの3倍や5倍でどーにかなるものでもなかったが、それでも彼は、なによりこの金に希望を託していた。

小生は、雛形を見捨てるわけにはどうしてもいかなかったのである。

同じ時間バイトをすれば、もっと稼げることも知っていた。

事実会社を辞めたアト、もっと高給のバイトもやっている。

しかしながら、この時小生は、どうあっても雛形を置いて会社から去ることが出来なかったんである。






仮に雛形に借金がなくても、小生は容易には会社を辞めれなかっただろう。

プロジェクトの規模が大きくなるに従い、自然と雇用しているアルバイトの数も増えていく。

小生がやめれば、プロジェクトは崩壊し、50人のスタッフが路頭に迷う。

貧しさの惨めさと辛さを知っている小生には、とてもそんな無茶はできなかった。

特殊なスタンスの仕事が要求される手前、限られた資質を持つ人材しか務まらないポジションではある。

しかしながら、大きな会社なら、小生の代役なんてどこにだっているだろう。

けれどもアニマルランドは小さな小さな零細企業で、正社員は社長を含めて9人しかいない。しかもキツイので次々に人が辞めていく。

自分の穴を埋めてくれる後任などいないのである。








我ながら、よく頑張ったと思う。

稀に天運に恵まれ、転がりこんだ休日も、朝8時から電話はずっと鳴りっぱなしだった。

正直、「勤務中」でない時間はゼロだった。

誰もが寝静まった深夜のショットバーだけが、ケータイを電波から守ってくれる空間だった。地下であることをこれほど有り難くおもったことはなかった。

よくぞ、へこたれなかったと思う。

この点に関しては、小生は一歩も恥じる気持ちはない。

しかしながら、あらゆる努力は認められなかった。

雛形の希望は破れ、小生もまた僅かな愛社精神を尽く奪われることになる。



小生は会社をやめ。

そのアトを追うように雛形もアニマルを去った。



我々2人は、見事、社長の有森に、道化にさせられたのである。 

>最終話に続く
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by 201V1 | 2004-05-28 19:54 | ■営業地獄
営業地獄編 (最終話)


カードキャンペーン部隊が結成された同時期に、

アニマルランドの給与システムが成果級に変わった。



月給とボーナスの金額が、「これまでの社長のエイヤア」ではなく

会社にもたらした部署ごとの純利益で割り出される事になったのである。



半期ずつ、前期の結果が

次の期の月給と、ボーナスに、繁栄されることになったのである。

この通達は書面で社員全員く配られた。

そしてこの直後、雛型と小生の快進撃が始まる。

雛形は8月が近づくにつれ、いよいよ血眼になっていった。

小生は益々休日が減った。

そして地獄のような6ヵ月が瞬く間に経過する。





この給与システムが、そのまま反映された場合、小生と雛形の夏のボーナスは180万というケタ違いな数字になり、夏以降の6ヶ月間は、雛形月給70万。小生40万という金額になる。計算ではそうなった。











そして2003年の夏、ボーナスの当月。

有森が言った。

それはそれは唐突に。







「あの給与システムは来期から適用するから。今期はなかったことにします」








信じがたいことだが、現実にこういう次第になった。

雛形は抗議したが、全くとりあってもらえなかった。

小生たちのボーナスは、予定の4割までカットされる。

しかも給料は何故か下がった。

そして社長は、都内の高層マンションを買った。






世の中には、恥を知らない輩が、本当にいるんである。






絶望した雛形は、それでも社長に抗議を繰り返したが

まったく取り合ってもらえなかった。



自分が道化だったことを、

雛形は深夜会社を出る時に小生に告げた。

「鰐口、こんなもんなんだよ。」





25年生きてきて、あんな表情をする人間は見たことがなかった。

雛形は、小生の目前で、その言葉を言った直後に、20歳は老けたかに見えた。

小生は、雛形のあの時の顔を、終生忘れない。

あれは、「道化」の宣告をうけた、ズタボロの帰還兵の顔だ。

小生は、雛形がこの瞬間に、いなくなってしまうと感じた。

雛形の魂のエネルギーが、限りなくゼロに近くなったのを感じた。

有森を憎んだ。

小生の雛形をこんな気持ちにさせた、有森が憎かった。











その2週間後、小生は会社をやめる。

雛形にはこの1ヶ月前に伝えてあった。

有森が「約束を反故した」その日、小生はやめると決めた。

雛形にそれを伝えた。

たとえ一銭でも、これ以上有森の為に稼ぐのだけは、もう嫌だった。

引き止められることが分かっていたので、雛形には違う理由を言って納得させた。

彼もまた、やめるか否か悩んでいた。

小生がやめた半年後、雛形もアニマルを去る。







最後の最後で有森が約束していた

「夏のボーナスの減らした分は、年度末にまとめてあげるから」

という話も、予測どおり反故された。

雛形の、最後の冬のボーナスは5万。

退職金はゼロだった。




雛形と小生の戦いは、こうして尻切れトンボに終わったのである。















今日、僅かな時間を過ごしたアニマルを振り返り、痛切に思う。





会社は、金で社員の労働時間を買っている。

細胞は、労働の対価として企業から給金を貰っている。


労働者は、決して心までは企業に売リ渡していない。

経営者は、社員の心まで金で買ったと思っている。

権力をタテに、経営者は社員の心を踏みにじることには一片の正統性もない。

小生はそう思う。





いつか、組織のトップになる時がくるならば、

有森とは全く違う「長」でありたいと思う。


金を払い、サービスを受ける立場にいようと

サービスの提供者を人同士として向き合おうと思う。

彼等の給金の中には、断じて「経営者と顧客」に「人間扱いされない」手当ては入っていない。

金で心を買おうとするなら、今払っている金にゼロをいくつもいくつも足すべきだ。






仕事を通じて人が何かを学ぶとすれば、

小生が仕事を通じて学んだ中で1番大切なものは、

人の信頼や誠意を侮辱するに値する対価など、誰も払っちゃいねえという点である。

誰も払っちゃいないのだ。

世界は不当に満ちている。

今まで当然と思ってきたが、やはりそれは不当なのだ。




小生は不当な世界に生きている。

これからも生きていく。



でもね、

ごあいにくさま。

小生はそれが不当であることを知っている。

だから世の常識を唾棄すべきものと断じて、地べたを生きていく。



残念でした。

人は人です。

客と店の関係があろうがなかろうが、人は人と向き合っているのです。

片方が客で、片方が店で

片方が経営者で、片方が労働者としても。

心は売り買いしてません。

彼等の心は経営者にも客にも買えません。

立場を武器にふざけた真似をすることに小生は同意しません。




ご愁傷様。

小生は、そんな態度を軽蔑します。

人は人。

心まで我が物にし、誰の非難も受けたくないなら、店の言い値を払いなさい。

全財産をなげうって、人の心を踏みにじればいい。

それでも小生は同意してあげない。












= 砂を噛んで働く、働いてきた人々へ、心から一つの詩を捧ぐ =



我々は、侮辱されてしかるべき賃金などもらってはいない。

それでも耐えなければならない現実はある。


しかしながら、胸を張ろう。

経営者よ。お客達よ。我々の心までは買えないぞ。

我々は譲歩している。

不当な世界に甘んじて譲歩し、今日この世界を生きている。




大切な人を守るため、失くしたものを取り戻すため。




それはそれは誇り高く。

誇り高く生きている。

不当に踏まれても、どんなに理不尽な宣告を受けても、

我々は、それでも誇り高く生きていく。

君たち搾取する人間の横暴になんて屈しない。

心は売らない。

絶対売ってなるものか。



我々は、不当な世界で尚も歌を歌い続けてやる。

我々は、誇り高く働く。

どんな不当なことでもするがいい。

それでも我々は、すべからく誇らしく、明日に向かって生きていく。


止めれるもんならやってみるがいい。

心の搾取者たちよ。



我々は、それでも尚、前に前に進む。

搾取するものにこの行進を止めるべく術はない。











                                         営業地獄編 完
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by 201V1 | 2004-05-27 10:08 | ■営業地獄