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カテゴリ:●低空飛行に捧ぐ( 4 )
恋愛×飛行
最後の低空飛行、着地
























飛行機雲を見つけると、それから目を離せなくなる。

昔っからだ。

空を真っ二つにぶった切る、真っ白な軌跡。

ハナッから飛べるように設計された鳥達にゃ、逆立ちしたって描けない。

あれはそういう雲である。








空を見上げると、今日も色々な飛行機が飛んでる。

単座もあれば複座もある。

風に乗る複葉機。

海と空を自由に行き来する飛行艇。

アフターバナーから火を噴き出してる鋼の化け物。





緋や蒼、白や紺、それぞれの魂の色で飛ぶ、機械仕掛けの鳥達。






人はその背にしがみつき、東を目指して雲を駆る。

夜明けを目指し、空を行く。





どうして歩いて行かないのか。

そりゃあ、飛ばなきゃ越えられない山があるからだ。

だから人は空を飛ぶことを選ぶ。

東へ向かえと、魂が告げるからだ。

魂は告げる。

東へ向かえと。







カンタンに飛べる奴もいりゃあ、なかなか飛べない奴もいる。

飛んでるつもりで地ベタで唸りをあげてる奴もいる。








誰もが容易に飛べるワケじゃない。

大地がくれる翼の材質はバランバランだ。

おんなじ木製モノコックにしたって、良質の赤木と節だらけの間伐材じゃ全然違う。

育った土地で取れる材料にゃ、デッカイ不公平が一杯だ。

鉄が出る土地、出ない土地。

木が取れる土地、取れない土地。

平等なんてカケラもねえ。

それでも人は造る。

手元のなけなしの材料で、東へ向かう艇を造る。







誰もが飛びたいワケでもない。

それぞれの見る空の色は違うからだ。

誰もが晴れた空を瞳に映してるなんてなぁ、楽天家の幻想だ。

曇りだって土砂降りの空の下にだって、人は生きている。

同じ空の下に生きてはいても、それぞれの見上げる天気はまるで違うのだ。

飛びたいなんて思えない、嫌な日和だって世界にゃ厳然とある。








だから魂は、「 飛べ 」なんて、人間に強要したりは決してしない。







ただ「 東へ向かえ 」と静かに万人に告げ続けるだけだ。








魂は告げる。

否応なく。

東へ向かえと。

耳が遠かろうが鼓膜が破れていようがおかまいなしに。

静かに低く、「 東へ 」と告げる。






飛ぶってことに、憧れを抱くか、不安を感じるかは、人それぞれだ。

艇が素材からして違う。

見上げてる天気が違う。

乗る人間の資質が違う。





強風で木っ端微塵になっちゃったらどーしよう。

雷雲の中になんか突っ込めないよ。






感じ方ってなぁ、生得の要素がつくづくデカイ。

同じような艇と天気の下でだって、

ワクワクするかビクビクするかは俺らにゃ全然選べない。





人間ってなあ、何から何まで、「 あるもん 」で勝負しなきゃならないってヒデエ世界にいる。

ないないずくしの業づくし。

余計なものは山ほど背負わされてるが、必要なものはでてこない。

人生はクソだ。






よーするにだ。

飛べないのは、貴方の所為じゃない。

丸ごと理不尽極まるクソったれの世界の所為である。

誰も貴方を「 臆病 」なんて言う道理はもっちゃいない。

世界にゃ道理は通じない。

世界に道理なんか全くない。

あるのは星を覆いつくす極めつけの理不尽と暴虐だけだ。







だがね、それでも飛ぶか飛ばないって選択は、貴方だけのもの。






世界は何一つとして平等に何かを与えるなんて殊勝なコトはしねえ。

丸ごと全部が不平等。

それがこの腐れ世界。

設計した奴は致命的にアタマがイカれてたサイコパスだ。

正気じゃない。

全力で悪意満々のラリパッパ。

造物主ってなあ、真性のサディストでド級のクズだ。






だがね、ひとつだけ、奴はヘマをした。





野郎がトチ狂って間違いで皆に平等に配っちゃったものがある。









脳のウんだ造物主は、多分気がついちゃいねえだろう。

もっといやあ、あのタコは造りっぱなしで後は丸ごと放ったらかしだから、

この世界の行く末なんてどーでもいーのかもしれん。

ま、多分そーだろう。

この世界はハナから見捨てられてる。

それはそれでいい。

生きるの死ぬのは俺たちの勝手だ。

生き物にゃ生き物の、生きる理由がある。

神サマなんぞに口出しさせねえ。





奴は俺たちを見限った。

というか、作ったそばから捨てた。

十分に、中にすむモノが苦しむだけ苦しむように世界を設計して、

作った途端に飽きて捨てた。

奴の望みは俺たちがトコトン苦しみ破産することである。





甘い。

貴様は生き物の凄味を知らねえ。

血肉をもって痛みと悲しみ味わえる生き物の底力をナメてる。




奴は詰めを誤った。

奴は最後の最後で下手を打った。

間抜けな野郎だ。







































人間は平等だ。






「 勇気 」ひとつの名の下に。







奴は思ってるだろう。

「 勇気 」にすら個人差があると。

馬鹿が。

ヌケ作が。

「 勇気 」ってなあ、「 火種 」だ。

身を燃やす覚悟ひとつで際限なくでかくなる、魂の炎だ。








貴様のクソみたいな設計どおりに、

人間が苦しみ悶えて破産すると思ったら大間違いだぜ。






人ってのは、艇にケチつけられようが、天気が荒れようが、なんだろうが、

「 勇気 」ひとつで飛べるんだよ。

4人は飛んだぜ。

それは見事に。

あの4人は、神の意表って奴を突き破って、空を飛んだ。







空を、飛んだんだぜ。



















































4人の編隊飛行は、曲芸みたいだった。

道化のサーカス飛行じゃねえ。

命懸けのドックファイトだ。

バルカン砲が乱れ飛ぶ、容赦のねえ撃ち合いだ。

でもね、だれも途中で投げたりしなかったぜ。

4機が4機とも、ボロボロになりながら、互いに互いを支え合って、

いくつもの峠を越えた。

他人の山も、自分の山と同じように、挑み、傷つき、一緒に越えようとした。







その度にね、

空に愛されてる本物の鳥にゃ、決して描けない白い軌跡が、空に線を描いたぜ。

4本の飛行機雲が、いくつもの峠を越え、

何人もの人間の瞳に、

人が空を飛び、峠を越え、東へ向かう姿が焼き付けられた。






「 人が飛べる 」って証明を、あの4人はやり遂げた。






神さんよ。

あんたの思い通りにゃあ、いかねえ。

「 人は飛べる 」。

4人はそれを証明して、次へと進んでいった。

東の空へ。















「 勇気ひとつで人は空は飛べる。 」













勇気ってなあ、愛だ。






愛が勇気を呼ぶ。






























恋愛×飛行。

俺ね、君らの仲間になりたかったぜ。

全員ね、一度でいいから抱きしめてやりたかった。

ギュウってね。





さよならも、またねも、健やかにも、愛してるも、ナシだ。

分かりきってる。

俺ぁ、なんだ。

4人にゃ、ぞっこんラヴよ。

だからね、最後に言葉を贈る。

神の意表を突き抜けて、空を飛んだ4人に、精一杯の感謝を込めて。












>山田へ


いつかね、伝えようと思ってたんだがね、最後まで言いそびれちまった。

今の仕事さ、本意じゃねえんだろう?

貴兄は物語を書ける人間だ。

人が望んでいる歌を紡げる稀有な資質を持ってる。

ブッチ斬っちまえよ。

俺らは自由だ。

会社員やりながら、紡いだ歌があるだろう。紡ぎたい歌があるだろう。

貴兄が書いた短編小説。

心に染みたぜ。

それで喰っちまいな。

何で喰ったって人生だ。

貴兄は歌を歌う人間だぜ。

会社員、凄くね、立派な仕事だ。

でもね、貴兄にゃもっと相応しい舞台がある。

文壇に殴りこめよ。

殴りこんで世に問うんだぜ。

「 いかが 」ってな。

貴兄は戦う人間だ。

人を鼓舞する魂だ。

筆をとってね。

人々を鼓舞するために。







いつかどこかで、物書き同士で会えたらいいね。






「 あ、城代 」「 ??? 」ってね。






俺ぁ、いつかお前に会えるように、これからズイズイ頑張るよ。

約束。







>言葉屋へ


俺ね、あんたみたいに生きたくてね、ずっとヘタ打ってきたのよ。

笑い事じゃぁねえぜ。

冗談でもなんでもなくてね、俺は大事な人達を守りたくって生きてきた。

でもね、やり方がマズくって、四半世紀失敗続き。

まーなんとゆーか、あまり大声では言えないが

関わった人間を丸ごと不幸にして今日がある。



だからね、俺は貴兄がまぶしい。

あんたがやり遂げたことはね、俺がずうっと夢見てきたこと。

結局ね、俺は「 水 」ってものを作るのがヘタクソで、絆をマトモに育めなかった。

同性だと上手くいくんだが、異性となるとてんでダメ。

相手をズタボロにして終わり。

最悪な展開。

最悪な結末。



あんたがまぶしい。

俺の手本は貴方。



俺ね、貴方のような男の子になるぜ。



ぎゃんばって、どんだけ時間がかかっても、貴方のような男の子になる。



誓うぜ。言葉屋。












たま嬢へ>



俺ね、一番共感してたのって、恐縮だけど、貴女かもしれん。

なんつーかなぁ。

「 普通飛ばないだろう、そこで 」ってとこで飛ぶトコとか、

「 無茶をするなよ 」ってとこで突っ込みをかける無謀加減が似てるのよ。

で、やっちゃった後に物凄いダメージ抱えるトコとかもね。

自爆型。





まぁ、なんというか、楽な人生ではない。

自ら進むイバラ道。

黙っとけばいいって小利口な奴らが言う局面でアクセルを踏む。

自分に益が無いのに踏む。

魂が行けといったら突撃。

きつい人生です。

だがね、人の何倍もこの生き方はいろんなコトを味わえる。



俺ね、「 経験って何? 」って聞かれたら、「 味 」ですって応えるの。





愛の味。

恋の味。

喪失の味。

絶望の味。

哀惜の味。

後悔の味。

嗚咽の味。




たま嬢は、余人が最後まで味わうことの無い深い「 味わい 」を積んできたと思う。

それはね、宝物よ。

そしてそれは、後進がもっとも望んでいる教育者の資質でもある。

何年先だっていい。

どんなカタチだっていい。

いつか教壇に立って。

そして伝えてください。

生きるってなあ、なんの事かを。










ハコ嬢へ>


俺ね、貴方の強引さ、好きでした。

放る球にまるごと「 すきよ 」って気持ちがのっかってて読んでて気持ちよかった。





俺ね、実は「 すきよ 」って言葉がキライでね、

2年間くらい、誰かに面と向かって使ったことなかったの。

「 すきよ 」つったって、いつかは離れてくもんだ。って思ってたのよ。

だから使われるのも使うのも嫌だった。

自分に対してその言葉が使われるたびにね、「 グサ 」って来てた。

すげえ、痛いの。







山田が低空飛行で「 すきよ 」「 愛してる 」ってのが嫌だ。って書いてる頃、

それに1番強い気持ちで頷いてたのはきっと小生。






それがね、恋愛死体でハコちゃんが、

あられもなく「 すき・すき・すき 」って生の声で連発してるのよ読んでから、

「 グサ 」がこなくなったのよ。

俺ね、君の文章で救われた。

理屈ぬきでね、君のテキストを読んでから、「 グサ 」がなくなった。






今ね、「 すきよ 」ってすごく素直に言えるの。

そういう気持ちになれるのは、終生の伴侶に恵まれてるからだけど、

きっかけをくれたのはハコちゃん。





ありがとう。

「 グサ 」を吹っ飛ばしてくれて。




俺ね、幸せになります。





ハコちゃん、沢山、ありがとう。






































ぬう。

これでお別れかね。

名残惜しいなあ。





俺ね、4人と酒飲みたかったぜ。

ホントにね、飲みたかった。

浴びるほど、飲みたかった。

無念です。






メアドくらい教えろよ。笑

ピンチの時は殴りに行くぜぇ?( それしか能がない )









でわでわ。











かしこみ、かしこみ、候。





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恋愛×飛行に捧ぐ。


和魂×要塞・城代・201V1
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by 201V1 | 2004-06-04 17:41 | ●低空飛行に捧ぐ
スカイ・ハイ


今日、ひとつのブログが事実上の閉鎖を迎えた。

お気に入りのブログである。






ブログって何かね。

なんだろーね?

日記だったりね、ゴミ箱だったりね、慟哭だったりね、そりゃあ沢山あるさ。






だがね。熱をもったブログってのは、そうそうあるもんじゃあない。

なんでって?

そりゃあ、熱を出すには特別なエネルギーが要るからさ。

馬力って意味じゃなくてね。

燃料って位置づけでのエネルギー。

人の身でありながら、熱を発する文章を書くには、特別なエネルギーがいる。






特別な燃料がなきゃあ、いい熱はでない。

でもね、終わる時はそうじゃあないんだ。

熱がでるのはエネルギーがあるからだけど。

熱が出なくなったのはガス欠の所為じゃあない。

タンクが空になったから、終わるわけじゃあない物語だってある。








役目を果たし終えたとき、機関はその動きをやめる。







鳥が、飛ぶ必要があって、空を飛ぶように。

ヒコーキも、飛ぶ必要があったから、飛んだんだ。






特別な燃料があろうとなかろうと、

熱を出せようが出せなかろうが、

飛ぶ必要があるから、鳥は空を飛ぶ。

理由があって飛ぶんだよ。












だから役目を果たしたら、それは当然去っていく。








役目ってのにも色々あってね、

書き手にとって必要だから生まれた、メモ帳や日記の代わりってスタンスの役目もある。

一方じゃ、管理者の自己分析と自己発見のための道具ってカタチもあるだろう。

勿論、ブログの利点を生かした「場」としての機能を期待されて生まれたページだってある。

変わり種としちゃあ、うちみたいに、創作の前の景気付けってふざけた理由もあるワケさ。








役目ってのはそれぞれ。

で、今日閉鎖を迎えたブログの「役目」ってのは、ちょっと毛色が違っていたワケよ。











低空飛行ってブログは

山田・言葉屋・たま嬢の、3人が共有するページだった。

今現在、2万件以上登録されているエキブロのなかでも、これは相当奇異なスタイルだろう。






で、このブログが「特異」だったのは、この3人が何処にでもいる単なる「仲良しトリオ」じゃあないってトコにある。







3人の関係は極めて特殊である。少なくても石を投げれば当るような、ありふれた関係ではない。果たして隕石で当るかどうかという貴重な関係だ。


それぞれの人生の「大きな分かれ道」に立っていた「無印の道標」として、3人は互いを意識している。


厳密にいうと、それは意識・無意識という観念の世界の話じゃあなく、実際に「運命を分けた」「世界を変えた」人間が、山田にとっての言葉屋とたまで、たまにとっての山田と言葉屋だったワケだ。(言葉屋はブログをつくったことで、たま嬢にとっての道標となった)

山田が自分の人生を決定的にした瞬間を振り返ろうとする時、かならず言葉屋とたま嬢がいる。

数年後、同じようにたま嬢が振り返る時、そこにはやはり、山田と言葉屋がいるだろう。

言葉屋は2人を見つめる目撃者として、生涯証言台に立ち続ける運命にある。

それは特別な燃料だ。













ブログスタートの本当のきっかけが何だったかは想像の域をでないけど、とにかくこーゆー3名の共同というカタチで低空飛行は運営されていた。








このブログは、3人にとって必要だったのだろう。

テキストという媒体を通し、山田とたまは、互いの気持ちを伝える必要があったのだ。

それを知ってか知らずか、言葉屋が山田にブログを与えた。

そして歯車は廻りだす。




「ひとつの段階」として、3人にはこの作業が不可欠だったのだと思う。

その点で、ブログという土俵はラブレターとは比較にならない効果をあげたことになる。

そして、見事この「段階」をクリアした3人は、僕達の前から姿を消した。








低空飛行は、毎日ものすごい量のコメントで溢れ返っていた。

しかしながら、それはオマケである。

第三者の共感は素晴らしい励みになる。生きる勇気になるのは確かである。

けれども第三者はどこまでも第三者でしかない。

コメンターはどこまでも「部外者」である。

事実、低空飛行は最後まで、3人のものだった。

それを部外者たる我々は、納得ずくで見つめていたと思う。

だから宴の終わりを告げられた今も、

急逝した作家の作品に対するような恋慕の気持ちはない。

お気に入りの旅人が去った後の、宿屋の丁稚みたいな気分でいる。










実際には、ブログ停止のきっかけは、山田の彼女のハコにある。

まぁ、これに関しては、小生も「いいや違う」とはいえない。

流れ的にあれがトドメになったのは間違いあるまい。

ただし、それはきっかけである。

ただのきっかけだ。

紆余曲折はあったろうが、ケジメはちゃんと3人がつけた。

もっといえば、既に潮時に近づいていた。

で、ブログは凍結された。











ブログを続けられたかどうかを考えると、多分続行は可能だったろうと思う。

IDを変えるなり何なり、方法はいくらもあったはずだ。

けれどもそーゆー選択はなされなかった。

何故か?

まぁ、ぶっちゃけ「疲れた」というのは本当だろう。

3人の関係を思うと、このスタイルで連続航行するのは並大抵の体力では不可能だ。





おそらく、たま嬢が千万の意味で相当苦しむことになる。

山田と比較すると、彼女は過去との決着がまだ済んでいないからだ。

山田はなんだかんだいって、相当の部分で自分にケリをつけている。

自分事と他人事では、前者のほうがはるかに早く決着がつくからだ。

で、言葉屋はやさしーので、たま嬢の苦しみを容認できない。

正確に言えば、言葉屋は「これ以上のブログ上での活動」に、これまでのような価値がもうないことに気がついていたと言える。

まさしくそれは、正しいだろう。










すべてに限界はある。

そして「最初」はずっとは続かない。

いい効果をいつまでも維持するのは至難である。

現実には不可能といっていい。

「想い」は尽きないが「言葉」はいつか尽きる。

テキストという媒体を通じた「想いのぶつけあい」をするには、

山田もたまも、あまりにも誠実で真摯だった。

恋愛にありがちな「かけひき」のない直球の投げ合いをすれば、

いつか投げる球はなくなってしまう。

そして言葉をまぜっかえし、変化球に頼り、かけひきに興じるようになれば、それはもう低空飛行ではないのである。










小生は、最古参の部外者の1人である。

低空飛行の創世記からリアルタイムで見てきている。

はじめはただの「涼しげなブログ」だった。

最初期の頃である。

山田のたま嬢への片思いがわずかに匂い、たま嬢も根っこの方で山田を憎からず思っており、それを全部知っている言葉屋がおり、そんな3人の運営するサイトが気持ちよかった。

急激に低空飛行が「熱」を発し始めたのは、山田が「本音」を書き始めた頃だ。

そして全部を巻き込んで、歯車がうなりをあげて回転し始める。

どこかで予期してはいたが、その歯車が廻る背景を知るたびに、ますます引き込まれていったのを覚えている。







最後の方で、熱の色が変わった。

おそらく「言葉が尽きた」のだろう。

山田は真摯だったから、直球を放るための残弾がゼロになるのが早かった。

たま嬢は、まだほんのちょおっぴり、直球を投げる球を持っていたが、肩を壊しつつあった。




小生はこの頃、「よくやったなあ。山田、たま、立派だ。」と思いながら読んでいた。



そこでハコちゃんが乱入してくることになる。ある意味ベストといえば、いえなくもないタイミングであった。そして低空飛行は唐突にエキブロから姿を消す。















いつか、また彼らに会えるかなあと思う。

山田は帰ってくるかもしれない。

言葉屋も帰ってくるかもしれん。

たま嬢だって帰ってこないってワケはねえ。

けれども、3人と低空飛行で会えることを望むのは、流石に少々無茶だろう。

ひょっとするかもしれないが、オッズ的には相当厳しい。

そしてこの願いがかなった時、低空飛行が違う燃料で飛ぶことも頭ではわかっている。

わかっちゃいるが、まぁでも、期待するだけならバチはあたらねえだろうと思う。














「段階」を越えた3人は、きっと違う形でこれからも互いに響きあっていくに違いない。今度は我々の見えない世界で。






いつか「余計な」書き込みをして、山田に散々突っ込まれた。



=お三方に伝えたいことがあるんですけど誰かが言い出すまで言いません=



というナメたコメントを小生が入れたのである。山田は「ピン」ときたようで、すかさずガンガン突っ込んできた。





正に山田が「ピン」ときた通り、小生はそれを願っていた。

それが1番自然なことのように思えたからだ。

しかし山田は「そりゃ間違ってる」とプンプンだった。

小生と山田のどっちが正しいのかは、今もって神の味噌汁である。




















いいブログだった。



いい友達だった。



またいつか会いたいと素直におもう。



人嫌いの小生としてはメズいことである。












とうとうお別れになっちまったなあ、山田。




俺ぁよぉ。おめえとオフで飲みたかったぜぇ。

記憶が飛ぶまで飲みたかったなあ。

カラオケで「V3のテーマ」を歌ってやりたかった。

お前にぴったしの歌なんだ。


元気でなぁ。

身体に気をつけるんだぞ。

風邪なんかひくなよ。

==============================友に敬称略
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by 201V1 | 2004-05-25 01:20 | ●低空飛行に捧ぐ