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血系をたどる旅
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前置き

 異国と比較して日本人の場合、これといった家系図がなくても、その姓や屋号・出身地によって、自分のご先祖様(血)の成り立ちや職業が辿りやすい。

 例えば、箱根や小田原や吉原が出身の「風間姓」を持つ人の場合、ほぼ間違いなくその人物は風魔忍者の末裔であろうし、極めて有名な「山本姓」であっても出身地が西伊豆の海辺の村であればご先祖が「海賊衆」である公算は極めて高くなる。

 田舎の出身であれば、村の伝説や郷土史を紐とけば源氏ゆかりの地であったりするだろうし、先の総理大臣の様に元はお武家で殿様だったりする場合もあるわけだ。

 実際、管理人の周辺にもびっくりするような家柄の人々が存在する。ご先祖が大藩の家老職だった人。琉球の尚一族の末孫。つい最近まで天皇家に馬を卸していた家など、ちょっと昔だったら口を聞く機会が持てたかどうかも怪しい人々だらけであり、そういう人々がお隣さんや元彼女や上司だったりして、ちょっと世界が面白くなる。

 我が家の場合、単純に父の血をたどると、兵庫の丹波笹山に落ちのびた平家がご先祖となっている一方で、なぜか家紋が忠臣蔵・赤穂浪士の浅野のそれであったりして日本地図が出鱈目な世界に突入してしまい、理解不能となるが、信頼に値するご先祖を消去法で選別すると、なるほど、それなりに辻褄があう「弁解の余地のある」家系が洗い出される。



●父の父の家系<
 平家の落ち武者。最近では伊藤博文の秘書(用心棒)がいる。あやしい。

●父の母の家系<
 鎌倉の山持ち。前世紀初頭に未曾有の大没落。

●父の父、本人<
 戦前の関東八傑(剣道)。先の侵略15年戦争に10年参加。陸軍大尉。南方で全滅した大隊の4人の生き残りの1人。機関銃が得意だった。本人曰く、「あれはよくあたる」。

●父の母、本人<
 戦中、婿選びの際、「どうせ撃たれて死ぬだろうから偉い人の方がいい」との発言におよび、遺族年金目当ての結婚観を貫いた人。戦後50年目には「満州は日本よね?」と真顔で疑問文の名言を残した。終生の戦中派。

●父、本人
 高校生の頃から学生運動に参加していたカゲキな人。当時の所属セクトは○○である。拠点は北国。酔っ払うと「火炎瓶」とか前時代的な単語が口から飛び出すが、大東亜戦争には肯定的であったり混沌としている。よくよく話を聞いていると右か左か判断がつきかねるが、管理人は警官か自衛官になると問答無用で勘当されるらしいので、アナーキストに近い気もする。読書傾向は兵器全般と邪馬台国に偏っている。

●母の父の家系<
 伊賀忍者の頭領の一族、百地三太夫の家系。本家の壁がぐるぐる廻る。重要文化財に指定されている為、改築が出来ず、冬場の異常な寒さに耐えかねて半ば廃屋と化しつつある。

●母の母の家系<
 米問屋。戦中、刑務所に卸す麦に漂白剤をまぜ、さらに石を混ぜて暴動を引き起こした。現在は自民党と癒着して悪いことをしている。土建屋政治の核を担うべく日夜収賄に励んでいる。悪の枢軸である。

●母の母の母の母、本人<
 孫(管理人の祖母)の目の前で頻繁に「神降ろし」を行っていたオカルトな人。降霊術の大家。この人の血を濃く受け継ぐと、お化けが見えてしまう恐ろしい遺伝子。優性の隔世遺伝であるらしく、継承者がなかなか絶えず皆迷惑している。

●母の父、本人<
 士官学校卒の海軍のエリート。実際には貧弱すぎて陸軍に行くと死ぬので海軍にいっただけらしい。ポツダム大尉。美形すぎて港々の廓の女が小遣いをくれたという逸話は有名。ビジュアル系の草分け。駆逐艦乗りであったが実務能力は皆無で、戦闘中に部屋で寝ていたりした。運だけは一流で内地で遭遇した横浜大空襲も無傷で生き延びている。戦後は闇市のブローカーをへて、苦労した末、他人の会社を乗っ取って大儲けしたが、バブルで8億ほど損する。晩年の20年をゴルフ三昧ですごす。

●母の母、本人<
 全盛期には人間離れした握力を発揮した女傑。管理人の祖父母で唯一健在なのが彼女である。70年代には主に「安保粉砕」などの旗の製作で娘の活動を支援する。ここ10年は木村拓也にハマッており、膨大な木村関連ビデオを所有。コンサートも毎年欠かさず足を運んでいる。膝の具合が悪い為、移動には自転車を使用するが法廷速度はまず守らない。お化けと会話できる。

●母、本人<
 東南アジアあたりのタヌキに似ている。化学が専門だが茶釜には化けられない。若かりし頃は癌センターでカエルの解剖をやっており、お腹が空くとカエルを食べていた(実話)。学生時代、デモの折、大人しくジグザグ行進しているだけなのに、何故機動隊が自分たちをボコボコに殴るのか長年疑問に感じてきたが、先年ナゾが解明。管理人父曰く「俺がゲバ棒で奴等に先制攻撃しかけていたのさ」。管理人母激怒。かつての夫婦喧嘩では「焼けたヤカン」を持ち出してきた母なだけに、父の顔色も流石に変わっていた。

●管理人の弟、本人<
 「血の巡りは悪いが、血色はいい」という、不埒な大学院生。お化けと会話はできないが、見えるし首も締められる。ちびっこ相撲一回戦敗退。あのときは開始1秒で試合が終わり、応援していた一族の時間が止まった。この間は客間でびょんびょんジャンプしている際、欄間に頭を痛打して悶絶していた。ニューロンの接触不良が疑われる。

●管理人の犬、本犬<
 16歳の老犬。最近はちょっとボケぎみ。室内犬にしてはでかすぎる気が多分にするが、人間を咬む点に目をつぶれば畳がボロボロになったり柱が食べられたりする以外は実害はない。若い頃は鹿や猪を遊び半分で仕留める反面、半径14キロ四方の雌犬全てを妊娠させるなどの暴君振りを発揮したが、現在は小便の際に意識を失う、布団の上で粗相するなどの蛮勇を誇っている。老いて益々迷惑な愛犬。
 
 
●管理人、201V1本人<
 眷属の不始末に日夜苦労させられながら、運命に抗う不屈の人。実際には自分が不始末の産物なのだが、その点に関してはピントをぼかしてオッペケペ。口八丁手八丁で難題を放置したまま白昼夢に生きている。机上では物事をよく考えるタイプだが、プライベートな問題に関しては血の命ずるまま、突貫工事で生きている為、たいていの物語はエンドレスでバッドエンド。無間地獄の盆正巻き。女難のデパート。嗚呼、秋の黄昏の赤い徒花。
 
 
とゆーわけで、もはや弁解の余地がないことが歴然と判明。大体にして、途中から自分で書いてて何が何だかワケがわからんくなり、犬とか出てきてしまい、家系と関係なくなった。無念である。

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ここはこーゆー理不尽なブログですが(前文は往々にして)、人の人生はそれに輪をかけて理不尽なので皆さんご容赦してくださいまし。ただ、ここまでお付き合い頂いた皆様には、このブログの趣旨が御理解いただけたかと考えます。ここから先、本文は、ふんどしを締めなおしてお読みくださいませ。管理人、真面目です。





私たちは連続した時の中に生きており、人類のアンカーではありません。
私たちの選択がアンカーへと続く未来を形成します。
しかしながら、未来におこる全ての事態に対し、私たちに責任があろうがなかろうが、私たちははその時決してその責任をとることはできません。
とることの出来ない責任は、「責任がある」と叫んでも、それはどこまでも幻想の域をでないでしょう。
未来で人は責任をとれません。その時存命だとしても、できるとすれば償いだけです。



以上の理由で、人には、未来に対する責任から、行動を選択する余地は、
「論理的にない」
といえます。


未来に関して、私たちに責任とれません。したがって責任もまたないのです。



あるのは、過去に対する責任です。
それは個人的な過去ではなく、先達に対する、死者に対する責任です。
ここまでバトンをつなげてきた人々に対する、走者としての責任です。
それはそのまま、世界に対する責任といえます。






『  責任を、今とるために、人は行動を選択し、未来をつくるのだ  』







これは極めて日本的な発想ですが、かつてこの国には確かにこう考え生きていた人が存在しました。


彼らにとって、世界は生者だけのものではありません。
未来のために今日を生きることも正解とはみなされませんでした。


屍の上にたつ今日の世界は、同時に死者のものでもあります。


彼らは、世界への責任を、今とるために、行動し、今日の世界を作りました。




なにか勇気つけられますね。


「その体に流れる血は、古代に逆昇るほど、赤く熱く尊い。」



------------------------------------------------------------------和魂要塞
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by 201V1 | 2004-04-13 02:19 | ■血系